大丈夫、大丈夫、大丈夫! : 特集
【頑張りすぎているあなたへ、編集部が推したい1本】
完璧でなくていい。無理して頑張らなくていい。ピンと
張り詰めた人生をゆるゆるとほどき、とびっきり幸せな
涙があふれ出す、“至高・珠玉の良作”見つけました。
唐突な質問ごめんなさい。程度の差はあるかもしれませんが、「もちろん、言われなくても頑張っているんだ」って答える人、結構多いんじゃないでしょうか?だって、人生って“頑張ること”の連続ですから。でもね、こう思っちゃう人もいませんか?
そんな人におすすめしたい映画があります。
(4月10日公開)です。
タイトルだけで心がじんわりと温まってくる気がする。実際に本編を見てみると、その効果がもっと実感できますし、頑張りすぎてしまうあなたに共感しながら、背中をポンッと押してくれる――。
そんな“優しい映画”には、キラキラと輝く魅力がいっぱいありました。
【予告編】泣いて、笑って、私らしく生きていく――
<評価>
本作は、第45回青龍映画賞「新人監督賞」を受賞するだけでなく、“世界三大映画祭”のひとつでもあるベルリン国際映画祭(第74回)のジェネレーションKplus部門で最優秀作品賞(クリスタル・ベア賞)に輝く快挙を成し遂げています。
審査員はと大絶賛! つまり世界で認められた“良作”です。
■【とにかく、こんな人に絶対に観てほしい!】
予告編をご覧いただいたうえで、どんな人に“響く”作品なのかをお伝えさせてください。
たとえば、以下に該当する方は、絶対にこの映画からポジティブな贈り物を受け取れるはず!
●ちゃんとしなきゃ、と頑張りすぎる人へ
👉映画館を出るころには、気持ちがすっと楽になっているはず!
●「最強のふたり」など“魂の交流映画”が好きな人へ
👉“生涯ベスト映画リスト”の新たな1作になるかも!
●4月は新しい期!新生活やチャレンジを始め、気が張っている人へ
👉「完璧じゃなくていい」というメッセージが沁みわたります!
●習いごとや部活動など、一生懸命に頑張るお子さんがいる人へ
👉子どもと一緒に観れば、優しいエールが親子にとって“かけがえのない学びの時間”に!
●とにかく幸せな気分になって、涙を流したい人へ
👉悲しい涙ではありません。心洗われる多幸感を――!
もちろん上述以外の人も是非見てください!というか、筆者個人としては、
と思っているほどなんです。
なんでここまで“好きな映画”になったのか――次のパートでしっかりと語っていきます。
【レビュー】最近、ちょっとだけ人生に疲れていた私…
そんな時に出合ったのが、本作でした【オススメです】
●筆者紹介
筆者にとって、本作は“人生の歩み”を軽やかにしてくれる1本になりました。
●【疲れた気持ちに優しく寄り添う“イチ推しの1本”です!】
「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」を観て、とびきり幸せな気分になりました
あぁ、なんだか疲れたなぁ……。
そう思った時って、色んな方法で気持ちを“回復”させますよね。例えば旅行に行ったり、美味しいものを食べたり。そうやって幸せを補充することで、また“頑張る”ことができる。
で、個人的には「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」を見ることで、それらの体験と同等の
を得ることができました! その感情を引き起こしてくれたのが、物語の主役となる“正反対の2人”――ひたむきな主人公と冷たい魔女――の“まさかの交流”です。
太陽のように温かく生命力あふれ、スパムおにぎりを口いっぱいに頬張るイニョンと、氷のように冷たく無機質で、完全栄養食のジュースだけを喉に流し込むソラ。そんな真逆のふたりの不協和音が、“一緒に生活する”ことで心地よいハーモニーに変わっていく。この過程が、胸をひたすらにあたたかくしてくれるんです!
●【全部をコントロールするべき?……そこにモヤモヤしてました】
個々の異なるリズムが組み合わさって、唯一無二の“美しさ”が生まれていく この素晴らしい調和が、爽快なラストにつながって、大拍手をしたくなりました。
私自身、“中間管理職”的な仕事をしているとですね、ひとつの“結果”に向かって、実際に動いてくれるメンバーの足並みをどうにか合わせようと必死になっていました。だから“完璧主義なソラ視点”で物語を追うようになっていたんですが……
最後には、自分が日常で気負っている“使命感”が少し、軽くなった気がしたんです。
本作の重要なモチーフは“舞踊”。そこには“一糸乱れぬ動き”を求められるのですが、ただ“動き”を合わせるだけでは“美しさ”は生まれません。大切なことは
物語では、他人のリズムへのさまざまな“気づき”が繰り返し描かれます。
それぞれの違いを受け入れることで、調和が生まれ、舞踊の瑞々しさへと転換していく。
そんな“大事なこと”を知った主人公たちの舞踊は、クライマックスの“発表会”で華々しく披露されます。目の当たりにした瞬間、なんだか言葉では言い表せない感動があって――ラストシーンは、立ち上がって大きな拍手を送りたくなっちゃうほど。
で、その時にまた、気づいたんです。私がやるべきことは足並みを揃えさせることではなくて、それぞれの“違い”を知ってもらい、それを活かすことなのかなって。つまり、たった一人であくせくする必要はなくて、
これが“結果”を生み出す最適解なのかもと考えることができ、少しだけ肩の荷が下りたんです。ちなみに、私はソラ視点で物語を追っていましたが、この映画はさまざまな“視点”から心を解きほぐしてくれます。
イニョンはもちろん、彼女をライバル視しているナリ(チョン・スビン)、イニョンの支えとなっている男友達のドユン(イ・ジョンハ)などなど、描かれ方が本当にあったかくて、皆に“共感”。だから、本作は
●【その笑顔を観るだけで、気持ちがどんどん明るくなって…】
“天才”イ・レの健気さと食べる姿のなんて素敵なこと!さらにチン・ソヨンの“達人芸”と、ソン・ソックの“大人の色気”…いつまでも観ていたかった!
で、この映画ね、見終わった後にこう感じたわけですよ。
イニョンを演じたのは、「ソウォン 願い」での“天才子役”ぶりで有名になったイ・レ。まぁ、彼女が惚れ惚れするほどの演技力でして。
ともすれば重くなりがちな物語に“明るいムード”をもたらしてくれる笑顔が印象的で、なにより食事のシーンがめっちゃくちゃ良い! とにかく美味しそうに食べるので、こっちもお腹が鳴りますし、見ているだけで気持ちが本当に明るくなります。
ソラ役は、「毒戦 BELIEVER」などで知られるチン・ソヨン。イニョンとの交流で“頑張りすぎている完璧主義者”の鎧に亀裂が入る瞬間を繊細に演じ切っています。“氷のベール”が徐々に溶けていき、最後の最後に見せてくれる“あの表情”……! あぁ、もう流石というしかない。
演じているのは、風変わりな町の薬剤師・ドンウク。あまりに魅力的なキャラクターでして――イニョンの良き理解者であり、彼女の悩みや愚痴に対して、いつ何時でも耳を傾けてくれる。この物語における“癒しのひと時”を提供してくれる存在で「こういう人が身近にいてほしいな」と考えたほど。
あと補足しておくと「ソン・ソック×白衣」は最強の組み合わせで、色気が半端ない。あなたもどっぷり“沼”りますよ――!
●【ぜひ映画館で】
「完璧じゃなくていい」「無理して頑張りすぎなくていい」と思えた。そのとき、ふっと、全部が楽になった気がして――張り詰めた心をゆるゆるとほどく、珠玉の良作がここにあります。
「大丈夫、大丈夫、大丈夫!」の物語と結末は、私にあるメッセージを送ってくれました。
「完璧じゃなくていい 無理して頑張りすぎないでいい」
気づかないうちに完璧であろうとしていて、頑張りすぎていたのかもしれません。
そのこだわりを手放したときに、身も心も軽くなって、“幸せ”を意味する涙がほろりと零れ落ちる。働くこと、生活すること、生きることが、ふっと楽になった気がします。
タイトルで繰り返される3回の「大丈夫」。これにはこういう意味があるのかもしれません。
あなたの人生をより輝かせる魔法のような映画、ぜひ劇場で味わってください。
