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ザ・ハリケーン

劇場公開日:2000年6月24日

解説・あらすじ

その驚異的な強さで“ハリケーン”の異名を持つボクサー、ルービン・カーター。1966年、彼は故郷パターソンで白人3人を殺害した容疑で逮捕され、終身刑を宣告される。無実を訴えて獄中で書いた自伝を出版し反響を呼ぶが、再審で再び有罪判決を受け、カーターの存在は次第に世間から忘れられていった。レズラ少年が古本市でカーターの本を見つけたのは、まさにそんな時だった。カーターの生きざまに胸を打たれたレズラは、その思いを手紙に託しカーターへ送る。

1999年製作/145分/アメリカ
原題または英題:The Hurricane
配給:ギャガ・ヒューマックス
劇場公開日:2000年6月24日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第57回 ゴールデングローブ賞(2000年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) デンゼル・ワシントン

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)
最優秀監督賞 ノーマン・ジュイソン
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写真:Album/アフロ

映画レビュー

4.0 【84.7】ザ・ハリケーン 映画レビュー

2026年2月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ノーマン・ジュイソン監督による1999年製作の「ザ・ハリケーン」は、実在のボクサー、ルービン・ハリケーン・カーターの冤罪事件を映画化したヒューマンドラマの力作である。本作は単なるスポーツ伝記映画の枠組みを超え、人種差別というアメリカ社会の深淵に潜む病理と、不屈の精神による自己救済を、重厚な筆致で描き出している。映画史における位置付けとしては、1960年代の公民権運動以降に醸成された司法の不正を告発する社会派ドラマの系譜に属しながらも、90年代後半のハリウッドが到達したエンターテインメント性とメッセージ性の高度な融合を示す作品と言える。
作品の完成度という観点から本作を俯瞰すると、極めて緻密に構成された多層的なナラティブが際立っている。物語は、無実の罪で終身刑を言い渡されたボクサーの絶望と、数十年後に彼の自伝を手にした少年との運命的な交錯を軸に展開する。ジュイソン監督は、過去の栄光、不当な逮捕、刑務所内での孤独な闘い、そしてカナダ人グループによる再審請求という時間軸の異なる要素を、流麗な編集によって一つの大きな奔流へと昇華させた。特に、プロボクサーとしての肉体的な躍動と、監獄という閉鎖空間での精神的な静寂のコントラストは、観客の感情を強く揺さぶる。本作の真の完成度は、単に正義が勝つというカタルシスに依存するのではなく、一人の人間が人間性を剥奪されながらも、いかにして尊厳を取り戻すかという内省的なプロセスを丁寧に掬い取った点にある。
演出面では、ノーマン・ジュイソンが得意とする個人の尊厳と社会悪の対峙というテーマが、過剰な演出を排した抑制の効いたトーンで貫かれている。映像は、全盛期のリングを捉えたモノクローム調の質感から、現代の冷徹な法廷まで、各時代の空気を克明に再現しており、美術や衣装もまた、隔離された世界の重圧を象徴的に表現している。
キャスティングにおいては、主演のデンゼル・ワシントンの存在が本作の魂となっている。
ルービン・カーターを演じたデンゼル・ワシントンは、本作でベルリン国際映画祭銀熊賞(男優賞)を受賞し、アカデミー主演男優賞にもノミネートされた。彼の演技は、ボクサーとしての屈強な肉体改造に留まらず、理不尽な運命に対する怒り、絶望、そして悟りへと至る複雑な精神変容を、眼差し一つで体現している。独房で自らと対話するシーンの迫真性は、観客に彼の内面の嵐をダイレクトに伝える。圧倒的な威厳と繊細さを同居させたその演技は、彼のキャリアにおける一つの到達点であり、映画史に残る名演と言っても過言ではない。
レズラ・マーティン役のヴィセラス・レオン・シャノンは、物語の狂言回し的な役割を担い、純粋な探究心と正義感を持つ少年を好演した。彼が古本市でカーターの自伝を手にする瞬間から、物語は静かに動き出す。大ベテランのワシントンを相手にしながらも、物怖じしない存在感を示し、世代や境遇を超えた絆の説得力を補強している。
リサ・ピータース役のデボラ・カーラ・アンガーは、カナダ人支援グループの中心人物として、冷静かつ知的なプロフェッショナリズムを体現している。彼女の演技は、過剰な感情に流されることなく、膨大な資料の中から真実を掘り起こそうとする執念を静かに描き出した。カーターとの面会シーンで見せる微かな表情の変化は、単なる同情を超えた人間としての深い連帯感を表現しており、本作における救済の多層性を際立たせている。
サム・チャイトン役のリーヴ・シュレイバーは、グループの一員として、知的かつ粘り強い姿勢で再審を支援する姿を演じた。彼の抑制された演技は、感情に流されがちな冤罪ドラマに論理的な厚みをもたらしており、カーターとの奇妙な友情が育まれていく過程を誠実に描き出している。
そして、クレジットの最後に名を連ねるH・リー・サロキン判事役のロッド・スタイガーは、短い出演時間ながらも圧倒的な余韻を残す。彼は再審を審理する連邦判事を演じ、司法の良心を象徴する存在として、物語を締めくくる重要な役割を果たした。その重厚な演技は、作品全体の格調を一段引き上げる役割を果たしている。
脚本とストーリーの構成は、ボクシングという動的な素材を扱いながらも、実質的には言葉と法廷を通じた静的な闘争に焦点を当てている。これは脚本の巧みさであり、物理的な暴力に訴えるのではなく、真実という武器で戦うことの困難さと高潔さを浮き彫りにした。音楽面では、クリストファー・ヤングによる劇伴がドラマの重厚さを支えているが、何よりもボブ・ディランによる主題歌「ハリケーン」の存在を無視することはできない。この曲は、映画化以前からカーターの冤罪を世に知らしめる大きな契機となった歴史的な楽曲であり、エンドロールで流れるその旋律は、映画が描いた物語が現実の社会と地続きであることを強く再認識させる。
本作は、第72回アカデミー賞においてデンゼル・ワシントンが主演男優賞にノミネートされたほか、ゴールデングローブ賞ではワシントンが主演男優賞(ドラマ部門)を受賞するなど、高い評価を受けた。司法制度の不備や人種的偏見という、現在もなお解消されない根源的な問いを突きつける本作は、時代を超えて語り継がれるべき社会派エンターテインメントの傑作である。
作品[The Hurricane]
主演
評価対象: デンゼル・ワシントン
適用評価点: 30
(評価点 S10 \bm{\times} 3)
助演
評価対象: ヴィセラス・レオン・シャノン、デボラ・カーラ・アンガー、リーヴ・シュレイバー、ロッド・スタイガー
適用評価点: 8
(評価平均 B8 \bm{\times} 1)
脚本・ストーリー
評価対象: アーマック・バーンスタイン、ダン・ゴードン
適用評価点: 52.5
(評価点 B+7.5 \bm{\times} 7)
撮影・映像
評価対象: ロジャー・ディーキンス
適用評価点: 10
(評価点 S10 \bm{\times} 1)
美術・衣装
評価対象: フィリップ・ダグデール、レネー・エイプリル
適用評価点: 8
(評価点 B8 \bm{\times} 1)
音楽
評価対象: クリストファー・ヤング
適用評価点: 9
(評価点 A9 \bm{\times} 1)
編集(加点減点)
評価対象: スティーヴン・リフキン
適用評価点: 1
(調整値 +1)
監督(最終評価)
評価対象: ノーマン・ジュイソン
総合スコア:[84.7]

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4.0 【”自由を求める心は不滅。”今作は実際に起きた60年代の黒人差別を象徴する『ルービン・カーター事件』の実写化であり、彼の苦闘の30年をデンゼル・ワシントンが見事に演じた作品でもある。】

2026年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

■1963年。殺人罪に問われた黒人チャンピオンボクサー、ルービン・ハリケーン・カーター(デンゼル・ワシントン)は、人種偏見に満ちた裁判で終身刑を宣告される。屈せずに無罪を主張する彼は獄中で自伝を執筆する。その自伝に感銘を受けた少年レズラとの出会いを機に、カーターは連邦裁判所で最後の戦いに挑む決意をする。

◆感想

・序盤のボクシングシーンでの、デンゼル・ワシントンの鍛え抜かれた身体と、ボクシングシーンは、まずは見所の一つである。
 彼の名優は、バスケットの腕前はセミプロ並みだそうであるが、ボクシングシーンで、チャンピオンを猛ラッシュで1ラウンドで倒す姿が凄いのである。
 私は、事情があり(刑を犯した訳ではない。)一時期、ボクシングジムに通った事があるが故に、こんなキツイスポーツはないと思っているので、ボクサーを演じる俳優を尊崇の念で観てしまう癖があるのである。

・そこから、一転して、刑務所内のシーンに映ると、一気に”静”になるのだが、ハリケーンが孤独の中、幻聴を聞くシーンなども印象的である。
 看守の白人、ウィリアムスだけが彼を人間として扱う演出も良いのである。

・ハリケーンを陥れたレイシスト刑事”デラ・ベスカ”。架空の人物だそうであるが、1960年代の警察の象徴として描かれたのであろう。
 それに抗議する、ボブ・ディランの実際の演奏シーンも挟まれる。

・その後、少年レズラとの手紙の遣り取りと、彼を不遇から救い出したカナダのサム、テリー、リサが、同じくハリケーンの無実を信じ、独自捜査するシーンも良い。そして、えん罪の証拠を固めていくのである。
 コレマタ、実話という事に驚くとともに感動する。彼らは、わざわざカナダからアメリカに移住するのである。

■運命の連邦裁判所での裁判シーンで、裁判長にハリケーンが言った言葉も重いのである。そして、裁判長の無罪判決を満足そうに聞き立ち去るウィリアムスの姿を映す演出も良いのである。

<今作は実際に起きた60年代の黒人差別を象徴する『ルービン・カーター事件』の実写化であり、彼の苦闘の30年をデンゼル・ワシントンが見事に演じた作品でもある。>

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3.0 見た。

2023年12月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む

3点。
実話に基づいた話らしい。
プロボクサーが無実の罪で投獄される。
それを救おうとする弁護士との物語。
ここまで人のためになれる、プロ根性は素敵。

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3.0 可もなく不可もなく

2022年2月16日
iPhoneアプリから投稿

ボクサーだった黒人のルービンが、殺人事件の犯人として逮捕されたが、黒人差別による冤罪であった。
その後、服役中にルービンが書いた自叙伝をたまたまレズラが見つけ、友人とともにルービンの無罪を証明しようと動く、という実話に基づく話。

全体的に可もなく不可もなくという印象。
大きなどんでん返しなどもなく、淡々とした流れ。
見ていて不快になるところもないが、逆に大きく感動するところもない。

奥さんがいたはずだが、逮捕された後どうなったのか?
新たに見つけた証拠は検証なし?
最後の判決の後、冤罪を作り上げた人たちへの対処は?
ルービンの無罪を証明しようと動く人たちの邪魔をした人のその後は?
などの疑問が残る。

あと、レズラは同じ黒人としてルービンに共感するところがあったようだが、カナダ人の白人である友人がどういう流れでルービンに感銘を受けたのかが描かれておらず、レズラに連れられいきなり無罪を証明するのに参加している印象だった。

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