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地獄への道

劇場公開日:1951年5月29日

解説

「頭上の敵機」と同じく、ダリル・F・ザナック総指揮、ヘンリー・キング監督作品で、「彼と人魚」のナナリー・ジョンソンが共同製作者兼脚本担当者として参加している1939年度作品、撮影は「善人サム」のジョージ・バーンズ、音楽はルイス・シルヴァース。主演は「狐の王子」のタイロン・パワー、「科学者ベル」のヘンリー・フォンダ、「紅の翼(1939)」のナンシー・ケリーで、「西部の裁き」のランドルフ・スコット、ヘンリー・ハル、「初めか終りか」のブライアン・ドンレヴイ、「駅馬車(1939)」のジョン・キャラディンの他、スリム・サマーヴィル、J・エドワード・ブロムバーグ、ドナルド・ミーク、ジョン・ラッセル、ジョーン・ダウエルが助演している。なお、この映画は「西部魂(1941)」と同じく、テクニカラー映画として製作されたが、輸入されたのは黒白版である。

1939年製作/アメリカ
原題または英題:Jesse James
配給:セントラル
劇場公開日:1951年5月29日

あらすじ

南北戦争後、鉄道は西へ西へと延び、西部に繁栄をもたらしたが、その背後に多くの運命的な事件が起こった。1876年、セント・ルイス中部鉄道会社はセント・ルイスとセダリア間の鉄道敷設のため農民の汗の結晶の耕地を、只同様の安値で買い始めていた。ジェームズ農場も、鉄道会社のパーシーから無法な言い値の交渉を受け、長男のフランクはパーシーの輩下から乱暴を働かれ、弟のジェスが駆けつけてパーシー一味を追い払った。パーシーはこれを恨みに思い、ジェームズ兄弟の逮捕状を入手して再び農場に行く。兄弟は新聞社を経営するコッブの忠告で一時姿をかくしたが、留守中、パーシーに襲われた兄弟の母親サミュエルス夫人は横死を遂げる。コッブの姪でジェスの愛人だったジェラルダからの報らせを聞いたジェスは、セダリアに乗りこんでパーシーを射殺し、鉄道会社の復讐のため列車強盗団を組織して、セント・ルイス、セダリアのの処女運転列車を襲った。鉄道の社長マッコイはジエラルダに、ジェスが自首すれば刑を軽くするよう取り計らうと申し出たので、ジェスは彼女と結婚式をあげた翌日、シェリフのライトに自首した。しかし、マッコイの証言は掌を返したようなもので、ジェスは死刑に値するといわれる。兄のフランクも憤り、マッコイに果し状を送ると共にジェスの脱獄を助けた。ジェラルダは事の成り行きを深く悲しみ、セダリアの生家に帰る。妻を失ったジェスは一層冷酷になり、銀行・列車を次々と襲い、5州を股にかけて荒した。ミズーリ州知事は懸賞金をかけて彼を追及した。その1万ドルの大金はジェスの子分のボッブ・フォードを裏切らしめ、フォードの手びきによってジェス一味のノースフィールドの銀行襲撃は失敗に終わった。ジェスはジェラルダの元にゆき、カリフォルニアに去って平和に暮らそうと考えるが、フォードに暗殺され、波乱の生涯を終える。コッブは、悪漢ながら同情すべき人間だったジェスのために、ジェームズ農場に彼の碑を建ててやった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
ヘンリー・キング
脚本
ナナリー・ジョンソン
製作
ダリル・F・ザナック
撮影
ジョージ・バーンズ
音楽
ルイス・シルバース
アソシエイト・プロデューサー
ナナリー・ジョンソン
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映画レビュー

3.0 西部の伝説男ジェシー・ジェームズを演じたハリウッドスター、 タイロン・パワーの若き姿の創作娯楽

2026年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

ドキドキ

ビリー・ザ・キッド(1859年~1881年)と共に南北戦争(1861年~1865年)後の西部開拓史にその名を刻むジェシー・ジェームズ(1847年~1882年)の波乱の半生を描いた西部劇。敗戦により南部の紙幣が紙くずになり、加えて金利に苦しむ農民が当時の銀行を敵視した時代背景に、映画では大陸横断鉄道会社の安すぎる土地買収や強制的な立ち退きを批判するプロローグでした。殺人と強盗を繰り返していた極悪人ジェームズが、それら政府や銀行、鉄道会社を懲らしめることで人気を得たのは、近代化途中のアメリカ西部の過渡期の実態だった。ハリウッドは、東部の資本家と西部の農民が対立する構図を娯楽西部劇の中に取り入れ、キッドやジェームズを伝説のアウトローとして映画の主人公にしています。アメリカ映画の歴史が1903年の西部劇「大列車強盗」で劇映画が始まり、そしてジョン・フォード監督のサイレントの名作「アイアン・ホース」(1924年)では大陸横断鉄道開通の苦難が描かれて、ビリー・ザ・キッドの映画化では、キング・ヴィダー監督の「ビリー・ザ・キッド」(1930年)とサム・ペキンパー監督の「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」(1973年)が有名です。

16歳で南軍のゲリラ部隊に入隊し殺人と強盗に手を染めギャングを組織したジェシー・ジェームズの映画化は7作品あり、2007年のブラッド・ピット主演の「ジェシー・ジェームズの暗殺」は、このヘンリー・キング監督(1886年~1982年)の戦前のカラー作品の創作コンセプトとは真逆の実録風でした。これはジェームズを演じたタイロン・パワー(1914年~1958年)が当時ハリウッド・キングと呼ばれるほどの人気美男俳優であり、20世紀フォックスの看板スターであったことが大きい。34歳で亡くなったジェームズを24歳の色白の美男子パワーが奇麗なまま演じています。9歳年上のヘンリー・フォンダ(1905年~1982年)が4歳年上の兄フランクを演じていて、パワーを引き立てる役回りながら渋い演技で存在感があり、これが大スタータイロン・パワーのための映画コンセプトを印象付けることになりました。それでも実際のジェームズも、ピットやパワー程ではないにしても甘いマスクの美男子であったようですから、ミスキャストとも言い切れません。

ヘンリー・キング監督はこの時52歳で既に26年のキャリアをもった巨匠でした。色んなジャンルをこなした作品群で特に有名なのが淀川長治少年を感涙させた「ステラ・ダラス」(1925年)と、晩年の主題歌が名曲の「慕情」(1955年)の、どちらもメロドラマです。個人的にはグレゴリー・ペック主演の「頭上の敵機」(1949年)「拳銃王」(1950年)も佳作で印象に残っています。それでも活劇を得意とするイメージはありませんが、劇中では逃げるジェームズ兄弟に追う集団の西部劇らしいシーンもあって見応えがあります。この年、ヘンリー・フォンダが落馬でけがをしたと記録があるので、この作品の様です。それ程に疾走する馬のカットは危険を感じる迫力がありました。映画序盤では、鉄道会社に雇われた男に復讐する酒場でのガンファイトも緊迫感があり娯楽西部劇らしい仕上がりですが、主題は妻ゼレルダとの行き違う夫婦愛でした。相手役のナンシー・ケリー(1921年~1995年)が撮影時17歳には思えないほど大人の雰囲気で、独特の妖艶さがあります。ゼレルダを慕う保安官ウィル役のランドルフ・スコット(1898年~1987年)がジェームズに同情的で優しく、これは創作された脚本と思わせます。脚本は劇作家兼映画監督のナナリー・ジョンソン(1897年~1977年)で、ジェームズ兄弟を中心とした群像劇として観れば綺麗に構成されています。脇役では「駅馬車」のウィスキー商人を演じたドナルド・ミーク(1878年~1946年)が珍しく鉄道会社社長の悪役で興味を引きました。それに最後裏切るギャングメンバーのひとり、ボブを「駅馬車」「怒りの葡萄」の名優ジョン・キャラダイン(1906年~1988年)が演じ、ジェームズ兄弟の母役で「怒りの葡萄」のジェーン・ダーウェル(1879年~1967年)が好演していて、当時のハリウッド映画の役者の充実度を反映させています。それぞれに味のある演技でした。ジョン・キャラダインは、1957年にニコラス・レイ監督の「無法の王者ジェシー・ジェームズ」に牧師役で出演しています。

特別出来の良い西部劇ではありませんが、ハリウッド全盛期のスターシステムが確立した娯楽映画の一本として観るべき作品でした。「長い灰色の線」(1955年)「愛情物語」(1956年)「情婦」(1957年)を代表作に持つ、美男スタータイロン・パワーの若き演技、まだ実力を認めて貰えていなかったヘンリー・フォンダの好演、それに安定感と時に凝ったカメラワーク(ジェシーが走る列車の屋根を進むシルエットの映像美など)のジョージ・バーンズ(1892年~1953年)の撮影のテクニカラーを楽しめれば、充分満足できます。

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5.0 ジェシー・ジェームズの人生を描いた大河劇

2021年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む

強引な鉄道会社に反旗を翻したアウトロー”ジェシー・ジェームズ”の活躍~没落、死を描いた作品

古い作品ながら、馬を駆っての逃亡、店のガラスを突き破り突入、崖から馬もろとも川に飛び込む
スタントシーンもとても気合が入っているなと感じた。

いきり立ち死に急ぐようなジェームズ・・・アメリカの英雄だけれどこういう人間の弱い面を描くのが等身大の人間を描いているようで興味深かった

ジーと結婚するもアウトローだから中々会えないで冷め切ってしまう、しかし最後にやり直そうと思ったら仲間の裏切りによる唐突な死・・・史実の通りらしいけれどショッキングだった

ドラマ面もとてもねられて作られているなと感じた。

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2.0 ジェシー・ジェームズは西部開拓史裏面の微調整役?

2021年8月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

少し前に、ブラッド・ピット主演の
「ジェシー・ジェームズの暗殺」を観ていた
ことからNHKBS放送を録画して鑑賞。

調べてみると、ブラピ主役作品も含め、
米国では彼を主役とするたくさんの映画が
製作されている。

この映画では、西部開拓史の中での
鉄道敷設のための強引な土地収用が
ジェシー・ジェームズのようなアウトローを
生んだのかも知れないと、
アメリカ開拓史の裏面を
垣間見せてくれているようで興味深い。

西部開拓時代の暗黒史を
少しだけ微調整する役割を演ずる、
日本の“鼠小僧”や“石川五右衛門”のような
義賊的ヒーローとして、アメリカ人の心には
彼の名前が刻まれているのだろうか。

ところで、ヘンリー・フォンダはその後に
大俳優に登り詰めたが、
当時9才年下だったタイロン・パワーは
名前こそは知れ渡っているものの、
フォンダ程では無い。
調べてみると44才で亡くなっている。
ビリー・ワイルダー監督の作品で
私の大好きな「情婦」が最後の出演だった。

もしフォンダのように長生きしていたら
どんなに俳優に大成していただろうかと
想像すると興味も尽きない。

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3.5 不正と闘う英雄は悪の道へ。耐えきれなくなる妻。人間模様が面白かった...

2021年8月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

不正と闘う英雄は悪の道へ。耐えきれなくなる妻。人間模様が面白かった。主人公ジェシーは幸せになれるか。かわいそうなのは保安官(笑)
断崖絶壁から馬もろとものアクションは必見。昔のことだから本当にやってそう。本日これから放送あり。興味のある方はぜひ(笑)
次作は影の薄かった兄が主人公?

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