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もう終わりにしよう。

配信開始日:2020年9月4日

解説・あらすじ

「マルコヴィッチの穴」「エターナル・サンシャイン」のチャーリー・カウフマンが監督・脚本を手がけ、イアン・リードの同名小説を実写映画化した異色スリラー。恋人ジェイクとの関係を終わらせようと考えながらも、彼の実家を訪れることになった女性。雪が降りしきる中、2人は様々な内容の会話を交わしながらドライブを続け、ようやくジェイクの両親が暮らす農場にたどり着く。両親から歓迎される彼女だったが、異様なほどテンションの高い母親と認知症気味の父親の奇妙な振る舞いに戸惑いを隠しきれない。その後も彼らの周囲で、不可解な出来事が次々と起こり……。ジェイクをテレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のジェシー・プレモンス、彼の恋人を「ワイルド・ローズ」のジェシー・バックリー、両親を「ヘレディタリー 継承」のトニ・コレットと「ワンダーウーマン」のデビッド・シューリスがそれぞれ演じた。Netflixで2020年9月4日から配信。

2020年製作/134分/アメリカ
原題または英題:I'm Thinking of Ending Things
配信:Netflix
配信開始日:2020年9月4日

オフィシャルサイト

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映画評論

奇想天外を超えた深遠な叙述トリックが炸裂するチャーリー・カウフマンの妄想迷宮

「マルコヴィッチの穴」「エターナル・サンシャイン」などに脚本を提供したチャーリー・カウフマンは、奇想に満ちたストーリーを生み出す才人として脚光を浴びたシナリオライターだ。ところが2008年の初監督作「脳内ニューヨーク」を発表後、映画界のキャリアが途絶えて...

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映画レビュー

4.0 浸かったら抜け出せなくなるカウフマン世界が全開

2022年6月28日
PCから投稿

吹雪が窓に吹き付け、車を進ませる男女の未来は一寸先すら見通せぬほど暗闇に包まれている。彼女の側は「終わりにしよう」と口にできず、その気配を彼氏側も切に感じつつ、打つ手がない。間を埋めるように続くセリフの応酬はそんな”宙ぶらりん状態”の投影だが、しかしそれにしても全く線形には進まない会話劇の織り成し方は実に見事だ。これに加えてのコレット&シューリスの奇行、そして振り子のようにスキップや巻き戻しを繰り返す時の流れなど、もう本当に訳がわからない。その混沌と混乱がまたカウフマンらしさであり、いちど沼に浸かったら最後、我々はミステリアスな心地よさから抜け出すことができなくなる。そもそもこの物語の語り手は彼なのか、彼女なのか。全てを白日の下にさらす術もあるのかもしれないが、そうなるとカウフマンはカウフマンでなくなる。謎は謎のままで召し上がれ。今はうす暗闇の一夜とその余韻をじっくり噛みしめていたいのだ。

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4.5 難解だけど決してむずかしくはない。

2020年12月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む

膨大な引用、常識では考えれない構成、混濁する登場人物たちの意識など、確かに一筋縄ではいかない作品だと思う。実際、自分もどこまで理解できているのか、よくわかっていない。

ただ、映画の構成上のトリック的なものは、決してむずかしくはない。序盤のドライブ中に、すでにカップルの男が、女の話が初耳のはずなのに、同じことを思っていたと述懐する。また、女のスマホに、女が呼ばれていた名前から着信が入る。要するに、この時点で、このカップルのアイデンティティの境界が非常に曖昧であることが示唆される。

端的に言えば、このカップルは、ひとりの老人の記憶や妄想を混ぜ合わせてできた心象世界の主人公ということになる。夢に一貫性がないことにも似ていて、彼らの人格にも一貫性はない。ただただ、その老人の記憶や妄想、不安や後悔、未練や執着などが、彼らや男の両親の姿を借りてランダムに表出しているのだ。人間の人生と内面がリニアな時間の流れを無視して描かれているという点では『スローターハウス5』に通じるかも知れない。

トリックだけを追うなら、決して面白い映画ではないかも知れない。しかし、本作にあるネガティブな感情のオンパレードは、極端ではあっても誰にでも覚えがあるもののはず。人間の負の側面を、暗い悲壮感と奇妙なユーモアでもって描いたとてもユニークなアプローチであり、チャンネルさえ合えばとても共感性の高い映画だと思っている。

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3.5 人間は動かず変わらない。動くのは時間の方。

2026年2月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

斬新

小さい時、思春期、青春、色んな人との出会い、勉強と仕事盛り、親との面倒くさい関係、中年、子どもが手を離れていく、老いていく・・・認めたくない、仕方ない。順調な人生に見える男も居れば自分(ジェイク)みたいにぱっとしない人生に見える人間もいる。とにかく自分はちっとも変わっていないことだけは確かだ。何も成し遂げず、やり遂げず、命を賭けた恋にも出会わない。考えることも自分の立ち位置も幼稚園、小学校、その後もずっと同じだ。人間は同じ所にずっといて、そこに風や雪のように時だけが流れる。舞台を眺める客席の「老人」達の顔はみな不自然だ。変わらない「若い」時のままの顔に稚拙な化粧をしているだけだから。そんな風に人間も本当は変わらないんだろう。

ジェイクの実家で、両親の年齢が三回変わったけれど、どの年齢でもジェイクにとっては、大切でうざくて記憶から決して離れないそれぞれの段階の親だ。親にとってジェイクはずっと同じ。それも辛い。

ジェシー・バックリーとジェシー・プレモンスの二人からこれからも目が離せない。

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3.0 変なタイトルにつられてみた

2025年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

登場人物少ないし雪の中車のシーンが続き、なんなんこれ?つまんねーと思って観てた。
途中までは好きでもない男と別れられずに惰性で付き合っている女の話しだと思っていた。がちょっとずつ違和感を覚え、ある事に気付き違う目線でみたらそういう事かーってなった。
突然のバレエダンスやアニメにブタに爺さん、ぶよぶよの爺さんの全裸は中途半端にホラー。
老人特殊メイクがあまりにも浮いててコントにしか見なかった。

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