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ボーはおそれている

劇場公開日:2024年2月16日

解説・あらすじ

「ミッドサマー」「ヘレディタリー 継承」の鬼才アリ・アスター監督と「ジョーカー」「ナポレオン」の名優ホアキン・フェニックスがタッグを組み、怪死した母のもとへ帰省しようとした男が奇想天外な旅に巻き込まれていく姿を描いたスリラー。

日常のささいなことでも不安になってしまう怖がりの男ボーは、つい先ほどまで電話で会話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。その後も奇妙で予想外な出来事が次々と起こり、現実なのか妄想なのかも分からないまま、ボーの里帰りはいつしか壮大な旅へと変貌していく。

共演は「プロデューサーズ」のネイサン・レイン、「ブリッジ・オブ・スパイ」のエイミー・ライアン、「コロンバス」のパーカー・ポージー、「ドライビング・MISS・デイジー」のパティ・ルポーン。

2023年製作/179分/R15+/アメリカ
原題または英題:Beau Is Afraid
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2024年2月16日

スタッフ・キャスト

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    ボー・ワッセルマンホアキン・フェニックス

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    ロジャーネイサン・レイン

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    グレースエイミー・ライアン

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    セラピストスティーブン・マッキンリー・ヘンダーソン

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    ペネロペヘイリー・スクワイアーズ

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    ジーヴスドゥニ・メノーシェ

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    トニカイリー・ロジャーズ

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    少年時代のボーアルメン・ナハペシャン

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    若き日の母親ゾーイ・リスター=ジョーンズ

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    エレーヌパーカー・ポージー

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    モナ・ワッセルマンパティ・ルポーン

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第81回 ゴールデングローブ賞(2024年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ミュージカル/コメディ) ホアキン・フェニックス
詳細情報を表示

インタビュー

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映画レビュー

4.5 誰も殺していないボーの罪悪感は殺人より大きく愛より小さい

2024年11月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

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ボーは罪悪感により自分を一番許せないにも関わらずそれを認めることができず、また罪悪感が生まれた背景を深く考えたり客観視することができずまたその勇気が持てないため精神を病んでいると解釈しました。
思春期に誰しも一度は思いませんか?母(あるいは母なるもの)が憎くて今ここで首絞めたらどうなるかな、など。ボーは母の首を絞める妄想をしたことがあるのかもしれません、女の子とキスする妄想も。一人暮らしをする妄想や、他の家族の息子になることや、女の子と悪いことしたり、別の家庭をもつことも想像したこと、少しの体験もあるのかも。
そして母が大好きすぎるあまり、母からの愛をきちんと返そうとするあまり、それら全てはボーにとっては大きな罪悪感となって肥大してしまいます。さらに罪悪感の理由に気付いていないながらも、自分が罰を受けることだけは受け入れているため、シーンの終わりは全て、理不尽で謎な出来事として時に残虐に降りかかります。
(例えば、他人の家で目覚めた、まるで違う家の子になったみたい!けど、お母さんが悲しむだろうな、ごめんなさい。そんなことを楽しんでしまって。この気持ちは、考えは罪だった、僕が罰を受けるに違いない→けど誰が罰を下す?お母さんはそんなことするわけない→捏造された罪としての青ペンキ→殺人鬼に罰を受けるみたいな流れ)
歪んだ親子愛、という評も多いですが、ボーは母のことが大好きで、逆に母も、表現は束縛過多で不器用ながらもボーを愛しており、ボーの方は定型発達ではなかったため互いにバッドトリップになってしまい、その不幸が生んだ愛のホラーになっています。愛が生んだ美しく華麗な物語は多いですが、愛が生んだ妄想ホラーを描き切った作品はそれに比べると少なく、作り切る挑戦もまた素晴らしいと思います。
どんな考えや妄想も本来はギルティではなく、母の愛を裏切ろうとも自分を愛しても良いと、ボーにどこかで力強く言ってあげたくなるのですが、言う隙がないし作中の誰も言わないので可哀想なボーにせめて寄り添う長い時間になります。愛が作った複雑なホラー世界を長時間観客に浴びせる暴力でさえ、罪にはならないというメッセージで、私は残念ながら途中休み休み配信でみましたが上記をふまえるとぜひ映画館鑑賞で暴力されたかった作品でした。

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共感した! 4件)

3.5 毒親に支配された子の心象風景……みんなどん底になあれ

2024年2月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む

 アリ・アスターとホアキンのタッグで3時間、と聞いただけで、面白さとしんどさのどちらが上回るか早くも不安になる。今回、私の苦手なグロはかなり控えめだったため割と耐えられた。ただし、ラストの救いのなさは容赦がない。
 本作は端的に言えば、毒親持ちの息子・ボーの心象スケッチ、である。どこまでが作中で現実に起こったことかはわからないが、彼の妄想が少なからず紛れ込んでいることは間違いない。荒唐無稽かつシュールな展開でありながら、毒親に支配された心のありように関しての解像度は高い。

 序盤、セラピストにかかっているボーが住む街のあまりの治安の悪さに笑ってしまう。実際にあんなとこ住んでたら健常者でも精神を病むでしょ。これはあくまで神経症のボーから見た外の世界ということなのだろうか。薬を服用する描写が、現実との境界線を余計に曖昧にする。終盤で、このエリアは母親が作った更生地区であることが示唆されるが、それでもあの極端な状況は解釈の余地がありそうだ。
 置き引きや生活騒音のトラブルなど、出来事の一部のパーツは単体で見れば現実感のあるもので、その不安を生々しく想像できるだけに、余計にうわあ嫌だなあという気分になる。

 なんだかんだで車に轢かれたボーが担ぎ込まれたのは、彼を轢いた外科医の家。結論から言うとこの外科医家族は束縛的なボーの母親と通じているという設定で、バイタルの測定器と称してボーにGPSを装着し、病院や警察には連絡しない。夫婦は表面的には明るく親切で理想的な家族だが、彼らの息子が戦死した悲しみにとらわれており、向精神薬を常用し、娘には構わない。隣人は戦争のトラウマで精神に異常をきたしており、監視を察知して逃げ出したボーを追ってくる。

 逃げ込んだ森の中で劇団と出会い、劇中劇のシークエンス。「オオカミの家」を手がけたレオン&コシーニャ監督が描き出す風景は、素朴なタッチの中に不気味さを内包していて、アリ・アスターの世界観によく合っている。その風景の中で、ボーはかりそめの堅実な人生を体験するが、自分には息子はいないはず、と気づいて現実に戻る(きつい)。追ってきた精神異常の帰還兵が劇団員たちを射殺。

 何とかたどりついた実家でエレインと再会、セックスするも彼女は腹上死(さすがに妄想かな)、壁の写真から自分の出会ってきた人間たちが母の会社の社員であることがわかり(これも陰謀論的な妄想かも)、生きて現れた母親にボーは掴みかかって首を締める。倒れた母の元を離れボートで漕ぎ出してみたら……はい、トゥルーマン・ショーでした。

 いやはや、どこからどこまでが現実かはたまたボーの妄想なのかわからないが、少なくとも言えるのは、ボーの目に母親は、中年になってもなお彼の人生全てを支配し得る存在に見えているということだ。毒親によるトラウマの根深さよ。
 回想シーンで、バスタブに入ったボーの視界に少年が映る。彼は屋根裏部屋に閉じ込められる。ボーは一人息子のはずである。閉じ込められたのは、いわばボーの分身、彼の魂の伸びやかな部分であるようにも見えた。
 終盤、昔腹上死したはずの父親と称して屋根裏にハリボテのような男根が登場するが、あれは母親のミサンドリー(男性嫌悪)の生んだ亡霊のようなものではないだろうか。そもそも、一族の男性が代々腹上死というのも、母がボーに性行為への恐怖を植え付けて男性としての成長を妨げ、いつまでも子供として支配するための嘘かもしれない。父親とは実際は憎しみあって別れたのでは? でなければ、パパは男根ですはないだろう。

 ラストシーンの個人的な解釈だが、あれは「毒親の精神的支配を受けた子供は、物理的な束縛を逃れた後も毒親の価値観の呪縛を受け続ける」ということを表しているのではないだろうか。スタジアムはボーの心の中であり、幼い頃から彼を支配してきた母親が原告として内在している。スタジアムの観客は、ボーの受難の傍観者でしかない世間か、あるいは母親の会社の社員たちかもしれない。脳内にこのような状況が形成されると、もはや物理的に母親の元を離れても無駄である。
 ボー自身のおこないについて、母親の考えに沿って批判する検察官と、ボーの自我の側に立って抗弁する弁護士が争い続ける。どちらもボーの心が作り出した声だが、最後に弁護士は強制排除され、自分の心の中にさえ味方のいなくなったボーの自我は崩壊する(ボートの転覆)。
 支配的な親に抑圧された子供の心の最悪な結末。

 さまざまな解釈を呼ぶ要素は多いが、どう考察しても結果としてどんよりした気分になる。とりあえず、アスター監督の「みんな、どん底気分になればいいな」という狙いは実現できているのではないだろうか。
 もしかしたら、毒親からの自立に成功した人は、アスター監督に共感を示されたような気がして、過去の苦しみが昇華されたようなある種の癒しを得られるかもしれない。現在進行形で毒親に支配されている人は……ラストがラストだけに、見ない方がいいかも。

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4.0 不安症にとっては居心地のいいファンタジー。

2024年2月29日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む

個人的には冒頭のパートがコメディとしてべらぼうに面白く、そこから先は3、40分ごとにスタイルを変えていくこともあって、振り落とされないように、ほどよく刺激的かつときおり退屈を感じながら最後までたどり着いた。明らかに、観客を戸惑わせ、右に左に振り回すのが目的の映画だと思うので、まんまといい観客をやりました!とアリ・アスター監督に報告したい気分。

ただ、大好きな映画かと自問するとそこまででもないのだが、アリ・アスター作品では一番しっくりと身近に感じられる作品でもあった。というのも、不安症のあり方に非常に親近感が湧く描写が続き、とにかく最悪のことを想像し、実際に起きることを想定して覚悟することが人生を無事に生き抜く方法だと思っている者として、この映画の心配性は他人事ではなく、でも1/1000くらいの確率でしか起きないはずの最悪の事態が、ここではほぼ100%の確率で発声するのだから、むしろカタルシスを感じて気持ちいい。

この映画は「イヤな想像はすべて映画の中に置いていけ!」というアリ・アスターなりの親切なのかもしれない。たぶん違うと思うけど、そういう効能は確かにある。

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共感した! 17件)

4.0 尽きることのない悪夢的イマジネーションの連鎖に心酔

2024年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

生きることは悩ましくおそろしい。どうやって生まれたのか、いかに毎日を生きるか、家族の問題にどう向き合うか。そんなことを考えだすともう頭がおかしくなりそうだ。過去のアスター作品からやや趣向を変え(でもやっぱり”家族”が関係するのだが)、本作はホアキン扮する中年男が抱える”おそれ”をじっくり我々に突きつける。ある意味、カフカ的でもあるし、フロイト的、ギリシア悲劇的とも言いうるだろう。序盤のアパート生活のカオスな日常描写には勢いがあり、声を上げて笑ってしまうシュールさに溢れ、目が離せなくなる。そこからいざ帰郷というモチーフが起動するも、案の定、不条理の鎖が足に絡まりボーはなかなか帰れない。この一連の物語をどう解釈すべきか。私は途中から意味に囚われすぎるのをやめた。水辺の小舟に揺られ、アスター流の”おそれ”巡礼を体験するかのように、悪夢的ながら美しさに満ちたイマジネーションの連鎖を心から楽しんだ。

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