一見地味なスポーツ、卓球が、こんなにポップでエキサイティングに描かれるなんて、誰が思っただろうか。そのヒットに伴い、巷の卓球場は若者で溢れるという社会現象までもを巻き起こしてしまった映画「ピンポン」が、ついにDVDで登場! コミック界のカリスマ、松本大洋の原作を、TVや映画で引っ張りだこの宮藤官九郎が脚本化。壮絶な卓球バトルを繰り広げる超個性的な高校生たちを、窪塚洋介をはじめとする豪華な俳優陣が熱演。さらには300カットに及ぶCG処理により描かれた手に汗握るラリー・シーンと、SUPERCAR、石野卓球らによる軽快なエレクトロでポップなサウンドが一体となって、観る者を興奮の渦へと巻き込んでいく!――なんて、紹介すると単純な娯楽映画だと思われるかもしれないが、作品の根底に流れるものは、熱き友情とプライドを賭けて闘う男たちの、かなりマジなスポ根魂だったりする。そして、青春時代を卓球に捧げた人にとって胸キュンな小ネタや演出も満載で、観終わった後、〈いいじゃん、卓球〉と本気で思えちゃう、そんな作品なのだ。さらに特典映像の〈裏ピンポン〉的な短編映画「ティンポン」を観て、ピンポン・ワールドにどっぷりはまろう!
bounce (C)野溝 祐巳子
タワーレコード(2003年03月号掲載 (P153))
地味な印象の卓球をメインストーリーに置いているに関わらず、何故かじっくりと見入ってしまうのは、各キャラクターがとても魅力的なため。
漫画が原作といえどなかなかに侮れない邦画の名作。
悲しいかな窪塚洋介はこの辺りがピークだったな....