1942年ニューヨーク出身、ソウル・ジャズ・オルガンの最高峰、ドクター・ロニー・スミスのBlue Note復帰作品。ゲスト・ミュージシャンとして、ロバート・グラスパー、テナー・サックス奏者のジョー・ロヴァーノが参加。 (C)RS
JMD(2015/11/13)
ターバン姿が印象的なハモンドB3の名匠ロニー・スミス。ソウルジャズを牽引したキャリア初期を飾るブルーノートに45年ぶりの復帰というから時代の巡りは味なもの。「進化」と題された本作は一曲目でそのBNの進化的側面の最前線を張るロバート・グラスパーがフィーチャーされ、自らのソウルジャズのイメージを打ち砕くようなコンテンポラリーなアレンジに現役感が漲る。同じくBNの看板、ジョー・ロヴァーノをフック・アップした『アフロディジア』('75)の再演に迎える粋な計らいも。圧巻はジョン・エリスのフルートがキレまくりの新曲で迎える大団円に止まらない進化を思わせる充実の内容。
intoxicate (C)片切真吾
タワーレコード(vol.120(2016年2月10日発行号)掲載)