新世代のジャズ・ヴォーカル・シーンを担うフィラデルフィア出身の女性シンガー・ソングライター、ローリン・タリーズのデビュー・アルバム。共同プロデュースはアダム・ブラックストーン(ジャスティン・ティンバーレイク、ジェイ・Z、カニエ・ウェスト他)とNYのドラマー、ユリシス・オーウェンズ・ジュニアが手掛け、ロバート・グラスパー(p)、クリスチャン・マクブライド(b)などが参加。 (C)RS
JMD(2016/11/08)
フィリーに根差した女性シンガーの初作は、グラスパーやクリスチャン・マクブライドらジャズ人脈と地元周辺の名演奏家が一堂に会した重要作。しっとりジャジーな歌唱とR&B的なコブシの両方を駆使する主役の華やかな歌声と名手たちの生音がネオ・ソウルとジャズの境界線を溶かしてゆく様は、まさにゴージャスな混沌だ。ジョージ・マイケル曲をヴィヴィアン・グリーンと丁寧にデュエットする"Kissing A Fool"が白眉。
bounce (C)池谷昌之
タワーレコード(vol.399(2017年1月25日発行号)掲載)