コワモテのルックスから吐き出されるハイ・トーン高速ラップのみならず、歌ものも難なくこなすアトランタのヒップホップ/R&Bグループ、GOODIE MOBのラッパー、CEE-LOのソロ・デビュー・アルバム。GOODIE MOBの盟友、ビッグ・キップ、カルロス・サンタナ他が参加。 (C)RS
JMD(2019/01/27)
数か月前の『Even In Darkness』でのコスプレのせいもあるんだろうが、ダンジョン一族のレコードを手にするときって、フィギュア屋で物色してるときのような思考回路が働く。個性のないフィギュアなんてない。個性派だらけのダーティー・サウス勢でも異彩を放つ、グッディ・モブの忘れられないキャラ=シー・ロー。もっと早く出てても良かったんじゃ?とも思えるファースト・ソロ・アルバムは、当然つるんでの作品以上に、ただでも強烈なキャラをこってりと発揮。MC、シンガー、そしてプロデューサーとしての器用な行動は飽きさせない。回帰的な演出も含め、昔の自由なミクスチャー志向のファンク・スターを思い出させつつ、現在にうまく着地させたカオス・サウンドは、(意外にも)整理され、ときおり奇妙な美しさすら放つ……にしても、やっぱしけったいなヤツ、ヤツらですな。
bounce (C)栗原 聰
タワーレコード(2002年05月号掲載 (P81))