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──髪の毛はユッコさんの象徴でもあると思いますが、“Hair Style”の歌詞について教えてもらえますか?
ユッコ:私は10年以上ピンクの髪なんですけど、そのピンクの髪がずっと私を見守ってきてくれたというか、私の思い出も全部このピンクの髪が一緒に見てきたみたいな感じの意味で歌詞を書きました。
──そういえば、どうしてピンク髪なんですか?
ユッコ:もともとピンクは一番好きな色だったんですけど、メジャーデビューする前に、高円寺発のファッション・ブランドのプロモーション・ビデオにモデルとして出てほしいと言われたんです。そこのショップには通ってたんですけど、そのときは茶髪だったんですよ。それで、茶髪の普通のおとなしそうな女の子が、高円寺のいろんなファッションのお店を歩いていく上で、どんどん奇抜なファッションに変わっていって変身して、美容院に行ったら、髪を真っピンクにして、最後は最初の女の子とは全然違う変身した姿になるっていう、ストーリーのプロモーション・ビデオだったんです。出るときに、「髪色変わっちゃうけどいい?」って言われて、「やってみたい!」みたいな感じでピンク髪になったんですけど、その状態でライブをしていたら、「ピンク髪のサックス奏者といえばユッコちゃんだよね」みたいな感じになっていったんです。もう変えられないですね(笑)。
──もう1つのボーカル曲、“Anemone”は、歌いまわしが可愛らしいですね。
ユッコ:ありがとうございます。この曲は、すっごくうれしいことが起こったときの幸せもいいけど、普段生活していて、当たり前のように朝起きてコーヒーを飲んで、「あ~美味しいな、幸せ」ぐらいの、何でもないようなことが幸せだよねっていうことを歌詞にしました。
──これはメロディと言葉の乗せ方がめちゃくちゃ自然で、それこそ日常的に鼻歌で歌ってるぐらいの感じがすごく良いですね。
ユッコ:本当ですか!?ありがとうございます。
──ボーカリストとしてのご自分をどう思ってますか?
ユッコ:今までも何曲かはアルバムで歌ってきたんですけど、今回のレコーディングのときに歌い方が自分の中で定まったというか、いい感じに歌えるようになったかなって思ってますね。周りからは、「もっと歌えばいいんじゃないの?」とか言われます(笑)。ライブツアーでいろんな地方に行くとライブハウスのマスターとかが、「え? 今日は歌わないの?」とか、「歌聴きたかったのになぁ」みたいなことを言ってくれたりとか、ファンの人から「歌ってほしい」という声はたまにあるんですよ。でも別に歌が上手いわけじゃないし、声が好きとかそういう感じで言ってくれてるんだと思うんですけど。すごく声量を増やしてめっちゃ上手くなりたいとか、そういうのは特にないんですけど、今後も歌う可能性はあります。
──“Sider”がメロウな曲ですが、どんなときに浮かんできた曲でしょうか。
ユッコ:この曲はふんわりオシャレな雰囲気のアレンジにしたいなと思ってました。レコーディングは3日間やったんですけど、リハーサルも3日間やったんですよ。3日間スタジオに籠もって、みんなでああでもないこうでもないと言い合いながら、曲がアレンジされていって完成しました。平手さんにピアノの音色からいろいろアイデアをもらったり、メンバー全員のアイデアをもらってできた曲です。“Silent Code”もそうですけど、基本的には浮かんだメロディが元になっていて、バンドでアイディアを出し合って出来上がっていきました。
──完成した10曲、1枚を通して客観的に聴いてみてどんなアルバムになりましたか。
ユッコ:本当に今の自分がやりたいことが全部詰まった曲、アルバムっていう感じです。
──10年のキャリアがあって知名度もあると、「サックスが上手くなるにはどうしたらいいですか?」とか訊かれたりすることもあると思いますが、そういう人たちにアドバイスを送るとしたら?
ユッコ:とにかく、「自分が出したい音をイメージする」っていうのが一番大事と伝えています。いろんなサックスのCDとかYouTubeでも見れますし、いろいろ見て聴いて、「この音めっちゃいい音じゃん、この音を出したい」みたいな音を自分の中でちゃんと明確に持つことですね。それをイメージした上で練習をしたら早道だよって。そういうものが何もない状態でただひたすら練習するよりは、絶対イメージがあった方が上手くなる。たくさん音楽を聴いて、自分の好きなサックスの音を見つけるのがいいと思います。私は特に「誰みたいになりたい」とか、特定の人とかはいなかったんですけど、「この人のこの音が好き」とか「こういう音を出したい」みたいなことはたくさんあったので、それを目指して頑張って練習してました。
──それを繰り返してきた結果、今の自分の音になったわけですね。
ユッコ:はい、そうですね。
──改めて、アルバムに『Bloomin’』というタイトルをつけた理由と意味を教えてもらっていいですか?
ユッコ:これもパッと思い浮かんだんですけど、10周年でどんなタイトルがいいかなって考えたときに、“常に咲き続けていたい”、そんなふうにやっていきたいなという意味を込めて付けました。
──じゃあこれからも咲き続けるために、こういう展開をしていきたいっていう活動のイメージもありますか?
ユッコ:(即答で)ないです!
──キッパリと言い切りましたけど、ない?(笑)。
ユッコ:今を咲いていたいんですよ。「このときにはこうしていたい」とかそういうのじゃなくて、“今”を強く思って10年間やってきたので、3年後にはこうなっていたいとか、1年後はこれをやりたいとかってあんまり思ったことがなくて。今楽しいことを今やるっていうので生きてきたら10年経ってたっていう感じなので、「これからも今を咲き続けていきたい」です。そういう意味の『Bloomin’』っていう感じです。
編集 : 菅家拓真
様々なアプローチでつくられた、集大成とも言える一作
YUCCO MILLER 10th Annivesary Live "Bloomin'"
【日時】
2026年7月24日(金) 18:15開場/19:00開演
【会場】
東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
【出演】
ユッコ・ミラー(Sax)/平手裕紀(Key)/中村ヒロキ(B)/Dennis Lwabu(Ds)/一彩(Taiko)
【チケット】 ■最速1次先行:2月19日(木)10:00~2月23日(月祝)23:59
ぴあ https://w.pia.jp/t/yuccomiller-10th/ ※先着
■最速2次先行:3月7日(土)10:00~3月11日(水)23:59
ぴあ https://w.pia.jp/t/yuccomiller-10th/ ※先着
■プレイガイド先行:3月20日(金祝)10:00~3月29日(日)23:59
ぴあ/e+/ローチケ ※いずれも先着
ぴあ https://w.pia.jp/t/yuccomiller-10th/
■一般発売:4月4日(土)10:00~
【公式HP】
http://yuccosax.com/
【公式X】
https://x.com/yuccomiller
【公式Instagram】
https://instagram.com/yucco_sax
【公式YouTubeチャンネル】
https://youtube.com/user/la000eclair
【公式TikTok】
http://www.tiktok.com/@yuccomiller
OTOTOYライター講座出身のフリーライター。音楽の他、グルメ 、様々なカルチャーの体験レポート等。忘れらんねえよ『週刊青春』特製本取材・構成等を担当。著書『I LIKE YOU 忌野清志郎』(河出書房新社)発売中。同じ誕生日はアジャ・コングと内山君。
レコーディングを少し齧りました。 脳みそみたいな音楽が好きです