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──VivaOlaさんは、いままでの曲も含め、日本語詞と英語詞の比率もとても個性的ですよね。しかもそれがすごくうまく機能しているように思えます。
VivaOla:『STRANDED』の頃は結構形式に捉われていて、なるべくサビは英語で、2バース目くらいからは日本語でもいいかなと思っていたのですが、今回は毎曲「こうしよう」みたいなチャレンジがありました。日本語でサビを作るのって凄く難しくて、“Waste”と“Goodbye”はそれをやろうとしたんです。サビまで日本語で書けたら自分のスキルアップだなと思って。あとアルバム全体における歌詞のルールとして、曲の最初の4行は日本語にしたいというのがありました。そうじゃないのは“My Moon(feat. ZIN)”だけですね。英語を話せない人口が多い日本だと、今までのように英語メインのスタイルでいくと必然的に「これ何言ってるかわかんない」みたいになっちゃうと思うので、そこを脱却したかったんです。
──ご自身の感覚でいうと、日本語と英語どちらの方がメロディに乗せやすいでしょうか。
VivaOla:絶対英語です。でも日本語って綺麗なんですよね。慣用句というか、形容詞の多さだったり、国の独特のフレージングみたいなのがあるじゃないですか。英語は、いざ言おうとすると味気ないというか、「そんな表現になっちゃうんだ」って、どこかダイレクトになっちゃうなと自分が英語圏で2年ほど過ごしていて思ったんです。説明文チックというか。だけど日本語はもっと感情ベースな感じがあるし、主語がなくても伝わったり、そういう日本語の曖昧さって気持ちいいと思うんです。でもそうすると必然的に、アメリカだとサビが4小節なのが日本語だと8小節になったり、繰り返して16小節になったりするけど、それは良さだと思っていて。逆に悪さで言ったら、2サビにわざわざ違う言葉を入れて歌うのは、みんなそうしたいからなのか、そういう固定観念に捉われているからなのかは、ちょっとよく分からないですね。そこは自由にやるとおもしろそうだなって。
──そういったところにフィーチャリングの方が入ってくると、日本語詩と英語詩の全体的なバランスがまた変わってくると思うんですけど。“My Moon(feat. ZIN)”ではZINさんはリリックに関して、どういったように参加されているんですか?
──曲のどの部分にフィーチャリングの方々を入れるかというのは、やはり曲の雰囲気や展開を考えて、配置されているのでしょうか。
VivaOla:今回は10曲中3曲しかないなかで、どうやってこの人達を良く見せるか、目立たせるかってことを考えました。ZINさんとSagiriはすごいシンガーって感じなので、ド頭で食らわせた方が格好良いと思ったし、YonYonさんは声質が綺麗なので、展開を作るという意味でブリッジの方がいいかなと思いました。僕、フィーチャーするのがめちゃくちゃ好きなんですよね。
──なるほど。個人的な印象として、VivaOlaさんの楽曲をはじめて聴かせていただいた時に感じたのが「コード進行が個性的」「曲だけ聴いても他のR&Bと違う」ということだったのですが、こういったところは意識的に作られているのでしょうか?
VivaOla:うーん、どうだろう…アメリカだと結構普通だと思うんですね。そもそもソウルとR&Bが結構別物だと思うんですけど、そのどちらも、ネオソウルとかジャズのシーンと関連していて、僕はジャズ系の友達が多かったのもあって、海外のR&Bでいうそっち寄りかもしれないです。R&Bとヒップホップの間でいま起こっている融合って、ネオソウルの界隈が架け橋みたいになっていると思っていて。サンプルも、既存のジャズ進行の理論を全て無視して気持ちいいとこだけを取るみたいなところで成り立っているので、自分は結構普通なほうかもしれないですね。starRoさんはSoulectionレーベルにもいたし、LA、カルフォルニアの界隈だと思うんで、そっちだとソウルみが強くなると思いますけど。
1998年生まれ。誕生日は徳川家康と一緒です。カルチャーメディア『DIGLE MAGAZINE』でライター・編集を担当し、2021年1月よりOTOTOYに入社しました。インディーからメジャーまで邦ロックばかり聴いています。
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