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⇱ OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.117 カヴァー・ソング沼 - OTOTOY


2021/05/21 18:00

OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.117

OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)


カヴァー・ソング沼

編集後記コラム「先週のオトトイ」の中で、こっそり「今週のカヴァー・ソング」というタイトルで、カヴァー曲を紹介するミニ・コーナーをやっている。

毎週カヴァー・ソングのウキウキ・ウォッチングをしていると、カヴァーにも、原曲を忠実にするか、完全に別物にするか、どっちに寄せるかのチューニングが重要であることがわかる。

原曲に忠実にすればするほど、カラオケになってしまい、「カヴァー」という枠でやる意味がなくなる。しかしその一方で、完全に別物になればなるほど、これもまた「カヴァー」という枠でやる意味がなくなる。両者は表裏一体だ。また、もう一つのエッセンスとして、カバー曲を歌うアーティスト自身の個性をどれだけ出すか、カバー元のアーティストに寄せるのかという部分も重要だ。

前述の話と併せて、分布図のようなものをつくると、おもしろいかもしれない。ちなみに、今回のプレイリストにも入れているのだが、先日リリースされた氣志團による“Romanticが止まらない”のカバーは、原曲を守りすぎず壊しすぎず、カバー元の個性も自身の個性もしっかり出している、分布図のちょうどド真ん中のような名カバーだ。

併せて、カヴァー・ソング・ウォッチングの醍醐味といえば選曲の部分だ。「なぜ、この曲をカヴァーしたのか」、「なぜ、この曲は様々なひとがカヴァーするのか」。そういう部分に注目して考察するのは、なかなかおもしろい。

もちろん原曲や、同じ曲の他の人のカヴァーとの比較もかなり楽しい。カヴァーをきっかけに新たな音楽との出会いになることもある。深みにハマるとどんどん抜け出せなくなるカヴァー・ソングの沼。あなたもどっぷり浸かってみてはいかがだろうか。

この記事の筆者
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ニシダ ケン

1990年生まれ。熊本出身の九州男児。2019年までイベント業界で働きながら、福岡親不孝通りにてJ-POP、アニソンのDJ活動を行う。その後上京し、OTOTOY編集部にてアイドル、アニメ関連を中心に担当。映画、深夜ラジオが好き。

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