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2023/05/13 15:00

Deep Sea Diving Clubの新たな挑戦と進化──谷 颯太が語る、メジャーというフィールドへの想い

谷颯太(Deep Sea Diving Club)

福岡を拠点に活動する4人組バンド、Deep Sea Diving Club(通称、DSDC)がメジャーデビューを果たした。彼らのメジャー初EP、『Mix Wave』は、昨年発表した“フーリッシュサマー”、“Left Alone feat. 土岐麻子”、“Miragesong”の3曲に新曲4曲を追加した気合の入った作品だ。バンドとしても大きく進化した姿を提示しているDeep Sea Diving Club。今回はヴォーカルの谷颯太にメジャーに対する考え方、そしてEPの制作スタイルについてじっくり語ってもらった。

DSDC、メジャー初作品

INTERVIEW :谷 颯太 (Deep Sea Diving Club )

Deep Sea Diving Clubの最新EP『Mix Wave』は、その名の通り、ミックステープのような作品だ。様々なジャンルの音楽を内包しながらも、それでいてひとつのテーマを感じさせるトラック・メイク。昨年リリースしたシングルからさらに自由に、そして進化した姿を感じさせる新曲たち。これらの楽曲をどのように作り上げたのか。谷 颯太にメジャーデビューについての想いを交えて、話を訊いた・

インタヴュー&文 : 西田健
写真 :藤重廉

「メジャーにいかずに居酒屋だけで話しているのはダサい」

──メジャーデビュー、おめでとうございます!

谷 颯太(以下、谷):ありがとうございます。でも正直まだ実感はないですね。ドラムの出原には「まだスタート地点だから」と口酸っぱく言われます。

──「まだスタート地点だから」と言われたのはどういう流れで?

谷:出原がバランスをとる役割なので、「気を引き締めよう」という気持ちで言っているんだと思います。でも彼も喜んでいるので、自分に言い聞かせている部分もあるのかなと。

──谷さん自身はどうですか?

谷:素直に嬉しいですね。でもメジャーデビューを目指していたときの方がワクワクしていて、今は「本当に!?」っていう気分ですかね。あとは、BUMP OF CHICKENさんが好きでバンドを始めたので、同じレーベルのTOY'S FACTORYさんに声をかけてもらったことが嬉しかったです。

──実際、もっと売れたいみたいな野心はあるんですか?

谷:そうですね。以前は「インディー最高」みたいな時期もありましたけど、大人が集まって音楽作っているんだから、「もっと売れたい」と思うのは当然の流れだと思いました。メンバーはポップなものを目指しているので、それならメジャーのフィールドでやらせてもらう方がいいかなと。

Deep Sea Diving Club - Miragesong(Official Video)
Deep Sea Diving Club - Miragesong(Official Video)

──メンバー内でもそういう話はするんですか?

谷:そうですね。飲みの席で「メジャーにいくべきか、いかないべきか」みたいな話をしたんですよ。そのとき出原が「いってみないとわからないし。メジャーにいかずに居酒屋だけで話しているのはダサい」って言っていたんです。いまはチャンスをもらえるなら、なんでもやりますっていうスタンスですね。

──なるほど。

谷:いちばん大事なのは「どういう音楽をするか」とか「なにを信じているのか」だと思うんですよね。うちのバンドはみんなの考え方が会社っぽくて、メンバー同士で結構マネタイズの話をするのが好きなんですよ。「金の話をするのは野暮」みたいな風潮が昔の福岡にはあったんですけど、そういう考えをもつメンバーに会えてよかったなと。

──そういう話もするのは珍しい気がします。

谷:レーベルから声をかけてもらう前も、出原が会計していたりしましたし。自分たちで運営していたので、そういうところが染み付いているのかもしれないです。もちろん、ライヴができなくなったら元も子もないですし。そういう初期の活動が活きてきそうでよかったです。最近のバンドっぽいなと自分でも思います。

──DSDCは楽曲も全員で作っていますもんね。

DSDCの前回のインタヴュー記事

谷:基本的な考え方として、「みんなが考えていることが違っていいし、みんな同じ音楽好きじゃなくていいので、1回やってみませんか」って感じなんです。初期は出原がリーダーで、彼が全てを背負ってしまう時期もあったんですよ。その苦しみはリーダーになってみないとわからないので、「みんながやったら早いじゃん」という話になりました。それぞれが曲を作るようになってからは、バンドとしても人間としてもパワーアップした気がします。

この記事の筆者
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ニシダ ケン

1990年生まれ。熊本出身の九州男児。2019年までイベント業界で働きながら、福岡親不孝通りにてJ-POP、アニソンのDJ活動を行う。その後上京し、OTOTOY編集部にてアイドル、アニメ関連を中心に担当。映画、深夜ラジオが好き。

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