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wooderd chiarieが、前作から1年3ヶ月ぶりとなる2nd Full Album『サクラメント・カントス』をリリース。先行EP『オルフォイス』をはじめ、この1年で精度の高い新曲を量産してきた彼らが今作挑んだテーマは「バンドの本質を突き詰める」。シーンの流行に左右されることなく、どこにも媚びることのない姿勢でバンドの本質を突き詰めた結果、これまで以上に広く深くスケール・アップした表現力に溢れた作品になりました。
アルバム購入特典 : 『サクラメント・カントス』をご購入頂いた方には、特典として
・歌詞入りのオリジナル・ウェブ・ブックレット
・ライヴ映像(「存在のエピタフ」@下北沢ERA / 2010年1月17日)
をプレゼント! ライヴ映像は、今年1月に行われた自主企画『オオガラスの放物線 vol.4』でのもの。張りつめた空気を、その目で確かめてみてください。
特典は、アルバム購入後、下記のリンクからダウンロードしてください。
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1st album『シンボリック・エレファント』から1年3ヶ月ぶりとなる新作アルバム『サクラメント・カントス』をリリースする4人組ロック・バンドwooderd chiarie。軽快な先行シングル「オルフォイス」、深く沈み込むアルバム・リード・トラック「バー」と曲毎に表情は変化する。作詞作曲を手がける2人のコンポーザー、上邨辰馬と小和瀬健士は、いったい何を思い本作を作ったのか? 彼らの核心に迫る。wooderd chiarieは、Syrup16gやART-SCHOOLがそうだったように、日本のギター・ロック・シーンを根底から支える逸材だ。
インタビュー & 文 : 飯田仁一郎
——先行シングル曲「オルフォイス」と今回のアルバム・リード・トラック「バー」は、大きく曲調が違います。その違いは、意図されたのでしょうか?
上邨辰馬(Vo,G 以下U) : うーん。特にはしていないんですけど、「オルフォイス」に関しては、もともと何曲か並べて曲作りをして、「その中でシングルになりそうな曲があれば、まぁそれを」っていうノリだったんです。1st album『シンボリック・エレファント』という作品を作った後はネタがなく、過去につくったモノを掘り起こしていたら「バー」ができたんです。
——「バー」のネタは、いつ頃つくられたのですか?
U : おぼえてないですねー。でも、元ネタがあったのはだいぶ前。出来たのは「オルフォイス」の方が最近なんですよ。
——上邨さんは、どんなときに曲を思いつくのでしょうか?
U : 曲に関しては、最近は昔弾いてたものを今になって掘り起こします。テープには録音していないですが、「そういえば昔こんなんあったな」って思い出して。なので、最近は全然つくってない… (笑)
——同じく作詞、作曲を行う小和瀬健士さんは、上邨さんの曲をどのように感じていますか?
小和瀬健士(G 以下O) : 前作では、ポップなものを作るイメージがあったので、すごく変わったなと思いますね。バランスと言うかそういうものが、今作では入れ替わった気がしています。そのため、彼が出してきたものとは、あえて反対のイメージの曲を提案したりしました。
——上邨さんから見て、小和瀬さんがつくる曲をどのように感じていますか?
U : 今回のアルバムの曲は、非常に小和瀬さんらしい。世界観は、今回の僕が持っていたアルバムのイメージに合わせてくれたと思います。
——お二人は、『サクラメント・カントス』をつくりながら、なにをイメージしたのでしょう?
U : 前作『シンボリック・エレファント』を作った後に「そーいえばそうゆうところもあったな」って出てきたのが今回のテーマ。その表現できなかった部分を、対照的な形で出せたらなって思っていました。今回は、女性的なイメージが強くて。そのやわらかかったり、優しかったりするイメージですかね。
O : 歌う人(上邨)の世界観は強く出るものだし、作品の芯。そこは出なきゃいけないと思うので、僕は受け取って理解するという立場でいました。
——そういったイメージを、どのように込めたのでしょう?
U : 失ったものに対しての供養する気持ちとか、そうゆう部分を今回はすごい意識してて。例えば「アルター・エゴ」だったら、無くしたものを蘇らせたいという願望がでてきたっていう曲だったり。
——蘇らせたいと思ったのには、何か要因があるんですか。
U : 前々作「アルモニ・カフカ」が出来た時点で、自分に無かった「主張する」ってことが、はっきりと出てきました。それは愛だったり感謝だったりが混ざったもの。それらは、前作で出来なかったことの反動みたいなものなのかなぁって気がしていますね。
——「供養」や「サクリファイス」(犠牲)ということは、以前の上邨さんは死んだものなのですか。それとも「供養」することにより、花を添える事を意味するのですか。
U : そこは、捉えかたによってはどちらともとれますよね。表現したかったのは、「死んだのに死んだことを認めない」というような考えです。供養の先の「蘇らせたい」っていう気持ちが中心にあるのかなって思いますね。
——小和瀬さんは、どうでしょうか?
O : まったく逆といったらあれかもしれないけど、僕が詞を書く場合は彼の世界に寄り添うのではなく、むしろ彼の持っている世界観と対称のものを書くようにしています。「アルモニ・カフカ」ができた後、彼は本当にガラッと変わった瞬間があって。こんなにも人は変わるのかっていうくらい。
——以前の上邨さんは、どのように映っていたのですか?
O : 一切主張しなかった。歌詞も、「『言いたい事がない』ことを言いたい」っていうタイプだった。でも『アルモニ・カフカ』を作った時期を境に、すごい勢いで主張しだしたんです。それに結構な衝撃を受けて。その変化を傍らで見ながら、変化した彼の世界観からはみ出てしまうようなことが、僕の歌詞になっているんじゃないかな。「スタンピード」っていう曲は、まさに何かに対してグワッと入り込んだ人を詞にしてみたかったですしね。
——つまり、小和瀬さんの曲は、何かを伝えたいっていうことではない?
O : どっちかって言われるとなかなか難しいんですけど、主張するより、日常の中で思うことや感じることを書いていますね。
——上邨さんが小和瀬さんの曲を歌っているときは、自分の曲を唄うのとは違いますか?
U : そうですね。違いますね。もう一回主張しなかった時の自分と向き合うことができます。そこは興味がないわけではないし、追求していかなきゃいけない部分であるとも思っています。
——wooderd chiarieが、バンドで表現したいことは何でしょう?
O : 元々結成したときから音楽的な制限のないバンドがやりたいって思っていたんです。今回でいえば、7曲めの「asa→hiru」って曲はかなりポップでビートが速い曲。これじゃなくて、もっとスローなものを入れたら、一枚のアルバムとして統一感のある質感になったかもしれないけど、もっとジャンルに制限のない、広いアルバムにしたかったんです。
——小和瀬さんの次回作のプランはありますか?
O : そうですね。具体的にはまだ無いですけど、ネタはあるので、さらに幅を広げていこうと思っています。これを僕達がやったらどうなるのかなみたいことは、常に考えていますね。
U : 僕は、全く考えて無いです。出たとこ勝負(笑)。結局、関係無い言葉と関係無い物事がつながったときに、新しい歌詞や曲が生まれるって思ってます。しかも、それはどうゆうキッカケで起こるのかってことは、まだわかってないんで、焦って考えるつもりもないんですよ。
dis is the oar of me / Discharming Man
蛯名啓太率いる、Discharming man。今作では、札幌シーンの最重要人物の一人、bloodthirsty butchersの吉村秀樹もギター、プロデュースで全面的に参加しており、尋常じゃない重量感と張り詰めた空気感を醸し出しています。そして特筆すべくは唄。決して孤高の世界で完結しない、全霊で思いの全てを吐き出す唄には感情を揺さぶられます。
Symmetoronica / cinema staff
タイトルの「symmetronica」とは「symmetry(対称)+〜nica(〜を内包する音楽)」という意味の造語。今作はその対象を多く含んだ楽曲群となっています。激情的なサウンドに、エモーショナルで伸びのある歌声は心の中心に真っ直ぐに入ってきます。前作『documents』のポップでわかりやすい内容とは全く違い、イイ意味で裏切られるアルバム。
アクアリウム / sleepy.ab
北海道在住の4ピース・バンド。数多くのフェスティバルに参加し、浮遊感のあるシンプルで美しい世界観に注目が集まっています。ヴォーカルが紡ぐ美しく繊細なメロディ、ギターの変幻自在の空間プレイ、リズム隊の確かな素養に裏付けされた強靭なボトム。空間を飛び交うサウンド・スケープが"absolute" な音世界を確立しています。
サクラメント・カントス』 Release TOUR 2010
オオガラスの放物線 vol.5
wooderd chiarie(ウッダード・チアリ)
Vocal / Guitar : 上邨 辰馬
Guitar : 小和瀬 健士
Bass : 久保寺 豊
Drums : 岡部 将宗
2001年結成、都内を中心に活動を開始。時に深く/時に力強く表現される独自で壮大なバンド・サウンドと、様々な感情/景色を想起させる表現力豊かな上邨の歌声と詩世界が織り成す音楽を作り続けるwooderd chiarie。作品を重ねるごとにその世界はさらなる広がりを見せている。
パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyの取締役。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。
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毎月SONG BOOKが届く! Rie fu Monthly project『fu diary』第2弾発売&インタビュー
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