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「歌って踊れるダンス・ロック・アーティスト」Q'ulle(キュール)のメンバー、ゆずきが新プロジェクト「YUZUKINGDOM」をスタートさせた。Q'ulleでもスクリーム・パートを担当していたゆずきが、日本だけでなく海外でも活躍するトランス・メタル・バンド、BLOOD STAIN CHILDとタッグを組んで建国が宣言されたYUZUKINGDOM。果たしてこの王国はどのような未来を歩んでいくのか。現在のQ'ulleでの活動や、YUZUKINGDOMの今後、そしてゆずきが目指すアーティスト像について訊いた。
ソロ・プロジェクト初作品!!
YUZUKINGDOM / GENESIS
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC
>>>ハイレゾとは?
【配信価格】
単曲 400円(税込) / アルバム 2,000円(税込)
【収録曲】
1. Gate of the Kingdom
2. Trauma
3. Eyes Shut Tightly
4. National Anthem
5. Bleeding
6. Roskill Lavender
7. Plastic Smile
8. Wide Eyed Dreamer
9. Empty Hours
10. Evil Game
11. We All Fight to Live
YUZUKINGDOM「National Anthem」YUZUKINGDOM「National Anthem」
Q'ulleでもスクリーム・パートを担当していたゆずきが、ソロ・プロジェクト「YUZUKINGDOM」をスタートさせた。Q'ulleではグループとして〈エイベックス〉からメジャー・デビュー、そして個人としては今回のソロ・プロジェクトの始動など、その活動はまさに順風満帆だと言えるだろう。しかし、そんな彼女も、さまざまな葛藤を抱えながら、それぞれの活動をしてきたのだ。いろいろなものを背負いながらも、Q'ulleのため、そしてファンのために“建国”した、YUZUKINGDOMについて、彼女の覚悟を語ってくれた。この王国は、日々闘いながら生活をしている人々全員に光を当て、そして大きくなっていくに違いない!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文・構成 : 鈴木雄希
写真 : 大橋祐希
──今回、YUZUKINGDOMをスタートさせましたが、その経緯などはすでに発表されているので、Q'ulleの活動についてお訊きしたいなと。〈エイベックス〉に所属してからいかがですか?
ゆずき : 変なことを言いますけど、〈エイベックス〉に所属すると、やっぱりいろんな力が……(笑)。リリースのたびにテレビに出演させていただいて露出も増えましたし、そういう力もいろいろとお借りすることができるようになりました。そういう面では本当にありがたいですね。ただ、Q'ulleってどうしても怠け癖があるメンバーもいるので、そういう人たちには私が喝をいれつつ。
──そうなんですね! 昔は中立になりたいってお話をしていたと思うのですが、いま、ゆずきさんはそういうポジションなんですね。
ゆずき : そうですね。まなこが意見を言ってくれることが多いんですけど、舞台とかで忙しいので、そこを補っていくのも私の役割かなとも思っています。だけど私もYUZUKINGDOMだったり服を作ったりで忙しいので、「もうちょっとやってくれる人がいたらいいのに」とは思っていますね(笑)。
──なんと! 辛辣……。
ゆずき : やっぱりただの仲良しこよしグループじゃダメじゃないですか。そういうことも、私がYUZUKINGDOMをはじめたことでわかってきた。
──具体的にどんなことを思ったんですか?
ゆずき : Q'ulleで対バン・ツアー(Q'ulle Battle of the Bands Tour 2018〈SURVIVAL〉)をやっていたんですけど、会話も少ないし、練習で集まっても動かないことがあったので、いつも私が声をかけてはじめていたんです。いまはそういうのも解消してきているんですけどね。
──いつ頃そういう雰囲気を感じていたんでしょうか。
ゆずき : 去年のツアー(Q'ulleLiveTour2017〈Re:birth〉)が終わってからか、対バン・ツアーのときですかね。
──YUZUKINGDOMはフレッシュな気持ちで会話も刺激も多かったけど、Q'ulleでは刺激も少なかったんだ。
ゆずき : 刺激というか…… 自分も怠け癖みたいなことを出しちゃっていたんだなと、YUZUKINGDOMではじめて忙しくなった頃に気がついたんです。でもそれをそのままにしてはいけないということで、自分から動くようにしたりしましたね。気になったことがあると、みんなで話をすることを呼びかけたり、「練習をこうしよう」みたいなことを言ったりしています。
──いまゆずきさんがそんなポジションになっているんだとびっくりしました。
ゆずき : 今年からまなことか私もそうですけど、個人で動く機会ができたのが大きいのかもしれないですね。
──みんなが個人で忙しくなってきたのはなんで?
ゆずき : マネージャーさんが頑張ってくれていますね(笑)。だからこそ、ひとりひとりが別分野で輝いていても、みんなで集まったらグループとしてしっかり力が発揮されるようになりたい。そのためにもいまは、個人個人のスキルをあげよう! ということで、私はYUZUKINGDOMをスタートさせました。
──なるほど。2018年は個々が輝いていこうという年なんですね。
ゆずき : そうですね。ただそこでもいろいろ考えますけど……。
──どういうことですか?
ゆずき : グループで1番手として私がソロ活動をはじめたことを、メンバーや私以外のメンバーを好きなファンの方々はどう思うんだろうということは考えるし、不安になりますね。
──そういう葛藤はゆずきさんも抱えながらやっているんですね。
ゆずき : もちろんです。
──それは消化できているんですか?
ゆずき : たぶんそういう気持ちから「積極的に話をしよう」とか「しっかり練習をしよう」という言葉が出ているんじゃないかな。
──なるほど。ちょっとした後ろめたさはやっぱりあるけど、それをメンバーに還すということが現在の活動の方針なんですね。
ゆずき : そうですね。勘違いして欲しくないのは、YUZUKINGDOMの活動もQ'ulleのためにやっているということ。個人の活動でQ'ulleの活動が疎かになるのは嫌だし、Q'ulleがなかったらYUZUKINGDOMもできないので。
──なるほど。YUZUKINGDOMのことについても聞いていきたいのですが、メタルとかハードコアの世界にいる、ものすごいプロに戦いを挑むことになるわけじゃないですか。そこに対しての勇気ってすごいことだと思うんです。
ゆずき : めちゃめちゃ勇気がいりますよ! まだリリースしたばかりなのに、すでに厳しいコメントをいただいていますし。でも、そこで怖じ気づいていたら先に進めない。私もこういう音楽が好きだからやっていくと決めたので、そこで止まっていてはダメですよ。
──YUZUKINGDOMのヴォーカル・スタイルとして、Q'ulleと1番違うことはなんですか?
ゆずき : Q'ulleの歌には基本的に振り付けがあるけど、YUZUKINGDOMはそういう“決まった踊り”というものがないことかな。決まったものがなにもない状態で歌うということは、気持ちの込め方というものが変わってくると思っていて。だからYUZUKINGDOMの方が、自分が書いた歌詞や感情を表現できていると思います。まだちゃんとライヴをしたことがないのですが、そういう部分はこれからどんどん見せていきたいですね。
──伝えたいことは全部伝えたいんだね。
ゆずき : そうなんです。あと私のグループなので全部を背負っているんですよ(笑)。
──そうか、Q'ulleみたいに5分の1じゃないもんね。
ゆずき : 1番の違いはそこだと思っていて。Q'ulleだと5人いるので、MCや歌も、それぞれのいい部分が目立つように分担している。だけどYUZUKINGDOMでは、全部私が決めていかないといけない。なので私がブレたらいけないという覚悟でやっています。
──1番ブレたらダメだと思うことはなんですか?
ゆずき : やっぱり「Q'ulleのためにやっている」という部分。そこを忘れたら絶対ダメだなと。
──YUZUKINGDOMで得たものや経験したことを、すべてQ'ulleに生かさないと意味がないということですよね。
ゆずき : そうです。もちろんYUZUKINGDOMから好きになってくれる方もいると思うんです。だけどその方々全員がQ'ulleを好きになってくれるかと言ったら難しいのかなって。
──逆もそうで、Q'ulleのファンを、YUZUKINGDOMに連れて行くというのは、やっぱり難しいことですよね。
ゆずき : 難しいですよ。
──実際に、女性がデスヴォイスとかをやることって、受け入れられにくいという部分はあると思う……。
ゆずき : Q'ulleのファンの方でも、私のデスヴォイスが嫌だという方もいっぱいいるので、受け入れにくい感じはひしひしと感じていますよ。でも私は、これが自分の持ち味だと思っているし、Q'ulleの中でも活きていると思っている。そういうものがYUZUKINGDOMという新しいプロジェクトにつながったのは、いいことだと思うんです。「かわいらしいゆずきが好き!」という方には申し訳なさもあるけど、これも私なので愛してほしいなとも思いますね。
──本当にデスヴォイスというのは難しいし、でもその葛藤を抱えているというのを今日聞くことができたのは、本当に大きい収穫ですよ。
ゆずき : 本当に軽い気持ちでやっていないですよ。
──勘違いされがちなんですけど、難しいものですもんね。実は声を痛めるとかよりも精神的な痛みの方があったりして。
ゆずき : 絶対モテないですもん(笑)。ただそういうのを捨ててでも私はやりたいと思ってやっています。でも自分を広げていこうという感覚なので、いろんなことを頑張りたい。
──たくさんのことをやって、求められれば求められたことをどんどんやっていきたいということですよね。
ゆずき : やっぱりアーティストは、自分のやりたいことだけをやっていてはダメだ、と私は思うんです。やっていることに共感してもらったり、見てくれる人が求めていることを達成したり…… ということができないのであれば、それはアーティストじゃないのかなと思いますね。「アーティストなんだから、ただ自分が好きなものを出していればいいんだ」というのは違うと思うんです。
──YUZUKINGDOMも自分の好きなことだからやった、ということだけではないんだ。
ゆずき : もちろん自分が好きだからということもあるけど、こういう音楽を楽しんでくださるファンの方もいるので、そういう方に届けたいというのもあります。
──最後にお聞きしたいのですが、YUZUKINGDOMのヴィジョンはあるんですか?
ゆずき : 簡単に言うと「王になりたい」ですね(笑)。
一同 : (笑)。
──どういうことですか(笑)。
ゆずき : 毎日働くことだって、生きていることだって大変じゃないですか。そういう頑張っている中で、何かひとつでも“すがれるもの”があれば、気持ちもラクになるし、この先もどんどん頑張っていけると思う。そういう“すがる”対象になれたらいいのかなと思っています。それはYUZUKINGDOMだけではなく、人間としてもそうなんだと思います。やっぱりみんないろんなことを抱えて頑張って生きているので、そこを支えてあげたいです。
──それが「王になる」ということなんですね。
ゆずき : そうです。なにかあったら、駆け込み寺みたいな感じで、YUZUKINGDOMという国の存在があるといいなと思いますね。
『GENESIS』のご購入はこちらから
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(16bit/44.1kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 400円(税込) / アルバム 2,000円(税込)
【配信ページ】
https://ototoy.jp/_/default/p/98106
古→新
【Q‘ulleの過去の特集ページはこちらから】
・短期連載「Q‘ulleがマイクを持った理由」ver.1 まなこ×やっこインタヴュー
https://ototoy.jp/feature/2015031800
・短期連載「Q‘ulleがマイクを持った理由」ver.2 ゆずき×まぁむインタヴュー
https://ototoy.jp/feature/20150430
・短期連載「Q‘ulleがマイクを持った理由」ver.3 いとくとら×DECO*27インタヴュー
https://ototoy.jp/feature/2015051400
・『Q'&A ‐Q'ulle and Answer‐』特集 : インタヴュー
https://ototoy.jp/feature/20150623
・短期連載「Q'ulle goes to NEW WORLD」ver.1、やっこ&まなこに訊くQ'ulleの現在
https://ototoy.jp/feature/20151119003
・短期連載「Q'ulle goes to NEW WORLD」ver.2、まぁむ単独インタヴュー
https://ototoy.jp/feature/20151222
・短期連載「Q'ulle goes to NEW WORLD」ver.3、いとくとら&ゆずきインタヴュー
https://ototoy.jp/feature/20160401
Album Tour 2018〈ODD PARADE〉
2018年7月15日(日)@大阪府 北堀江club vijon
出演 : YUZUKINGDOM、BLOOD STAIN CHILD、RagDollz
2018年7月16日(月・祝)@愛知県 栄R.A.D.
出演 : YUZUKINGDOM、BLOOD STAIN CHILD、BRATS
2018年7月22日(日)@東京都 SHIBUYA CYCLONE
出演 : YUZUKINGDOM、BLOOD STAIN CHILD、BRATS
【詳しいライヴ情報はこちら】
http://www.yuzukingdom.com
YUZUKINGDOM
2017年、avexよりシングル『DON‘T STOP』でオリコン・ウィークリーチャート10位を獲得するという鮮烈なメジャー・デビューを飾ったQ’ulleのメンバー“ゆずき”による新プロジェクト、「YUZUKINGDOM」(ユズキングダム)。
Q’ulleにおいても、男性Vocal顔負けのグロウル / スクリーム・パートを披露していた彼女がタッグを組んだのは、日本を代表する大阪のヘヴィ・メタル・バンド BLOOD STAIN CHILD。同バンドの頭脳とも言える、ギターのRYUプロデュースの下、日本の建国記念日である今年の2月11日に「Eyes ShutTightly」のMusic Videoを公開。YUZUKINGDOM(=YUZUKI王国)建国を宣言した。
そして2018年6月にリリースされる1stアルバム『GENESIS』にて、その全貌が遂に明らかになる。
【公式HPはこちら】
http://www.yuzukingdom.com
【公式ツイッターはこちら】
https://twitter.com/yuzukingdam
パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyの取締役。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。
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2013年のインディー / オルタナティヴ・バンド事情座談会 & スリー・ピース・アールズ・バンド「ZZZ`s」のOTOTOY限定パッケージ配信
2013 年、静かなる平成ロックンロールデモクラシー、バンバンバザール。渾身の14thアルバム『ラブレター』をリリース!
アンダーグラフの軌跡を追う、4ヶ月連続企画第三弾掲載、シングル「Mother feat. MICRO(HOME MADE 家族)」も好評配信中!!
ototoy×disk union 「NEW SENSATION」第9弾 sukida dramas インタビュ―&フリー・ダウンロード
毎月SONG BOOKが届く! Rie fu Monthly project『fu diary』第2弾発売&インタビュー
埼玉音楽の未来会議 vol.2開催!!『SAITAMA LOCAL MUSIC RECONSTRUCTION Vol.2』
SuiseiNoboAz新作『THE(OVERUSED)END OF THE WORLD and I MISS YOU MUH-FUH』から一曲を先行フリー・ダウンロード!
SuiseiNoboAz『THE(OVERUSED)END OF THE WORLD and I MISS YOU MUH-FUH』
SPENCER『Eine tausend Musik tour 2010』ツアー・ファイナルの音源を高音質で販売開始&インタビュー
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.11 - 待望のBiS初フル・アルバム『Brand-new idol Society』が配信開始! -
world's end girlfriend「Les Enfants du Paradis」高音質フリー・ダウンロード&インタビュー
藤枝憲(Spangle call Lilli line)×ミト(クラムボン)×美濃隆章(toe) キーパーソンが語るHQD鼎談
MONO オーケストラ・ライヴ音源『HOLY GROUND: NYC LIVE WITH THE WORDLESS MUSIC ORCHESTRA』を高音質で販売開始
world's end girlfriend 名作『hurtbreak Wonderland』を大胆に分解する『division』シリーズ vol.2
多くを捨てた先に残った、あるモノとは?──Meg Bonusセカンド・アルバム『TO THE YOU (ME) I MET BEFORE』インタビュー
【PIGMONZ〜未完成な怪獣たち〜vol.3】ユメカが決断した、アイドルとしての再出発──波乱の船出から始まる新たな物語
