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オルタナティヴ・ロックをベースに、様々なジャンルのエッセンスを取り入れ、独自のサウンドを作り出している3ピース・バンド、uri gagarn。そんな彼らが2018年4月4日(水)に、まさに5年ぶりとなるフル・アルバム『For』をリリースした。〈MAGNIPH / Hostess〉に移籍してから初リリースとなる今作を1ヶ月のOTOTOY独占ハイレゾ配信をスタート! 5年間という歳月のなかで、これまで以上に磨きがかかったuri gagarnのユーモラスな世界を、ぜひじっくり堪能してみてください。
5年ぶりのニュー・アルバムをハイレゾ配信!!
uri gagarn / For
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC
>>>ハイレゾとは?
【配信価格】
単曲 410円(税込) / アルバム 2,600円(税込)
【収録曲】
1.Few
2.Ijdb
3.Oblaat
4.Jinx
5.Lion
6.Dept
7.Speak
8.Wall
9.Owl
10.Gondola
uri gagarn / Jinxuri gagarn / Jinx
この度、約5年ぶりとなるアルバム『For』をリリースする3ピース・バンド、uri gagarn。自身のサウンドを「遅いけど速い」もしくは「速いけど遅い」といった表現をする彼らが、どういった経緯で5年ぶりにアルバムをリリースするのかについて迫った。そこでふたりが語ってくれたのはuri gagarnなりの変化や思い。このアルバムに対するメンバー3人のこだわりを、ぜひインタヴューで感じ取っていただきたい。
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 水上健汰
写真 : 大橋祐希
──アルバムのリリースおめでとうございます。
Bunkyo&Kawamura : ありがとうございます。
──uri gagarn(以下、ユーリ)が結成されたのはnhhmbase(以下、ネハン)が解散、group_inou(以下、イノウ)はとても勢いのあるときだったように記憶していますが…。
Bunkyo : 結成はイノウよりもユーリが先で、平行してやっていた感じですね。ユーリの第1期のメンバーが抜けて、その後ネハンが解散したんですけど、やはり凄いリズム隊だったので、一緒にやりたいと思い声を掛けました。
──ユーリをはじめたきっかけって何なんでしょう?
Bunkyo : もともと宅録で作っていた曲が沢山あったのでバンドでやってみたいなと。
──なるほど。ユーリはやはりその音楽性が1番おもしろいと思うのですが、Bunkyoさんが影響を受けた音楽というのは具体的にどんな音楽なのでしょうか?
Bunkyo : 遡るとPixies、The Smashing Pumpkins辺りのオルタナからFugaziなどのDischord Records、エモやK Recordsのバンドも聴いてましたね。
──そこら辺の音楽を聴いて、アメリカン・オルタナティヴを1周したらこういった音楽ができた?
Bunkyo : いや、ヒップホップとかテクノとか、もちろん日本のバンドも。いろんな音楽がブレンドされてる感じですかね。けど曲作りをはじめた頃からこうだったので影響というよりは元々こういう感じだったような気がします。「Ijdb」はたしか10代の時に原型ありましたし。
Kawamura : たしかに曲の核はデモの時点でできていますね。
──イノウでは、比較的派手でわかりやすい展開の音楽をされていたと思うのですが、ユーリは言葉を選ばずに言うとマニアックで、盛り上がる場面も意図的に抑えてみるといったような実験的な音楽だと認識しています。イノウのような音楽を経験したなかでこういった音楽がでてくるのには何か理由があるのでしょうか?
Bunkyo : イノウに関して言えば、ソングライターが2人いるというのが大きなポイントだと思います。それぞれのキャラクターが絶妙なバランスで成り立ってますよね。それに対してユーリの曲は自分の色が強いのかもしれないですね。
──今回どんなアルバムにしようみたいな話はしましたか?
Bunkyo : あんまりそういった話はしなかったですね。曲が集まってきて並べてみたら「やばいものが出来そう」という話になって。自然な流れで。
Kawamura : わかりやすく特殊な音楽はたくさんあると思うんですけど、、
Bunkyo : ユーリはエクスペリメンタル・ミュージックとか、アヴァンギャルドとは違って、一瞬すれ違った人が「あれ?なんかあいつおかしかったぞ」みたいな、ちょっとした違和感を覚えるような音楽だと思います(笑)。
──何か新しいものなんだという衝撃は感じましたね。1番かっこいいのは、このアルバムの1音目のギターの音だと思いました。あのギターの鳴りはすごい。
Bunkyo : ありがとうございます。この間ラジオに出演したときも同じことを言ってもらえて、「1音目でこの人たちは信用できる」って。
──(笑)。それは相当マニアックな人ですね。
Bunkyo : ジョージ・ウィリアムズさんですね。昔、MTVのジョージさんの番組を見てたのでそう言ってもらえてすごくうれしかったです。「俺はあなたの番組を見てこれをやっているんですよ」って言いました(笑)。
──今回のレコーディングでPAでもある君島結(ツバメスタジオ)さんはプロデュースに関わったんですか?
Bunkyo : ミックスの段階でこうしたほうがいいんじゃないかとか、いろいろ提案をしてくれました。
── 一緒につくっていった?
Bunkyo : そうですね。
Kawamura : 実は結構付き合いが長くて、3rdアルバムも君島さんに録ってもらっています。
Bunkyo : いまの編成になってからずっと君島さん。
Kawamura : なので君島さんでやろうと。
──アレンジは3人で?
Bunkyo : そうです。今回入っている「Dept」と「Lion」は初期のデモEPの曲で、「Dept」はリアレンジして収録していますね。
──改めてその2曲を出そうと思ったのには何か理由があるんですか?
Kawamura : 一時この曲をやっていなかった時期があったんですけど、改めて演奏してみると曲がどんどん膨らんでいって。
Bunkyo : 時間をおいてやってみたらこれはいいぞと。バンドの技術も曲に追いついたというか(笑)。そういう状態になったのでレコーディングしました。
──ユーリって表現するのがとても難しい音楽だと思う。
Kawamura : 難しいですね。
Bunkyo : シンプルだけどバランスが繊細で。
Kawamrua : 最初に僕がユーリをはじめたころは少しかみ合っていない感があって、今回この2曲を収録するに至ったのも、お互いが歩み寄ったのか、それとも1歩先に行けたのか、そういうのがあったからだと思います。
──自分たちでもバンドが進化している感じはありますか?
Bunkyo : 昨年ぐらいからライヴが変わってきた気がしていて。〈ボロフェスタ〉(2017年10月)で久しぶりに飯田さんに観てもらって、変わったと言われて。あの反応ではっきり自覚しましたね。
Kawamura : Bunkyoがよく言ってる「遅いけど速い」とか、「速いけど遅い」、みたいな感覚がにじみ出るようになっていればいいかな。
Bunkyo : 抽象的だけど、対極のものがひとつになってるというか、そういったあいまいな感覚も表現したいなと。ぼやけているけどはっきりしているみたいな。
──僕もいままでユーリの曲が遅いと思ったことはなかったんですが、そのときはちゃんと遅いと思ったんですよ。ただ遅いけど中にあるコアがデカい。それを表現するって実はすごく大変じゃないですか。Borisとかもそうだと思うんですけど、遅いけどデカいという1番難しい所を表現できるバンドになったんだなぁと思いました。あんなに〈ボロフェスタ〉の《街の底ステージ》が似合うのバンドはeastern youthぶりに観ましたよ! 質問に戻りますが、1曲を生み出すのに時間はかかるほう?
Bunkyo : 全員がその曲に対してイエスと言うまでやるんですけど、だいたい僕が全部試さないと気が済まなくなって長引きますね。結局最初に戻りますけど(笑)。
──永遠に試すんですね!
Bunkyo : そうですね。曲作りのリハーサルの時に全パターンを録って後で客観的に聞いて多数決を。それの繰り返し。
Kawamura : リハーサルでよかったものが実際聞いてみると少し違うということはよくあって、3人なので少し削ろうとか伸ばそうとかすぐ試せるのでやっちゃいますね。
──めちゃくちゃ仲のいいバンドじゃないですか。
Bunkyo : やっぱりやっておいたほうがいいかなと。
──ということは細かい所を永遠に突き詰めるユーリが「Owl」でのクラップを入れるという比較的大胆なアレンジは奇跡のようなものなんですね。
Kawamura : そうなのかな?(笑)
──音作りはこだわりますか?
Bunkyo : ミックスに関してはさっき言った通りバランスが繊細で難しい。結構こだわってます。
──やっぱり君島さんの存在は大きいですね。
Bunkyo : そうですね。そして今回マスタリングはGoto Takenoriさん(cos/mes)というテクノ畑の方にお願いしました。
──それはまたどうしてなんですか?
Bunkyo : イノウのときからやってもらっている信頼できる人で。Gotoさんは普段からミックスも作っているので、一枚通して気持ち良い流れにしてくれるんじゃないかなと。低音の出し方とかも上手いですし、あとダイナミズムを殺さない。波形で言うと海苔みたいにせず、音の起伏を大事にする人で。ユーリはそういった部分を大事にしたくて、今回のアルバムもヴォリュームは突っ込んでません。音は潰したくないですね。
──イノウも含めてですが、ユーリは自主でリリースしているイメージがあって、この〈MAGNIPH〉と〈Hostess〉というレーベルから出すというのは結構おもしろい動きだなと思いました。
Bunkyo : アルバムを出そうってなったときに、このサウンドがハマるレーベルを探したんですが全然なくて、このレーベルの名前が出てたときに直感的に「ここしかないな」と。
Kawamura : しっくり来ましたね。
──レコ発とかは決まっていますけど、ユーリとしてはこの先どういったペースで続けていこうと思っていますか?
Bunkyo : ある雑誌で 「uri gagarnにはあんまり野心がないように見える、だけど本人たちはそんなことどうでもいいでしょと思っているスタンスに見受けられる」みたいなことが書いてあったんですけど、こっちとしてはガンガンやってるつもりで(笑)。
Kawamura : 全然行きたいんですけどね。
Bunkyo : いまライヴもいい感じになってきて、いろんなところに出ていきたい気持ちが結構あって。
──確かにそのレヴューの言いたいこともわかる気がします。では、沖縄とかも誘われたら行きますか?
Kawamura : 行きたいですね。
Bunkyo : あとは北海道。ユーリは北海道に合うと思ってて。eastern youthとかbloodthirsty butchersなどの札幌の音楽が好きで昔から聞いてます。
──なるほど〜。
Bunkyo : ツアーももっとやりたいですね。昨年は名古屋、大阪、京都、徳島と4日連続でライヴをやっていい感じでした。
──移動は車ですか?
Kawamura : 車です。
Bunkyo : けっこう和気あいあいと。
Kawamura : 音楽もかけず、くだらない話ばっかりしています。各々ヘッドフォンつけて聴いてることもあるんですけど、たいてい誰か話してますね。
──やっぱりユーリは仲がいいんですよ。仲良くないとこの絶妙な音楽は出来ないと思います。
Bunkyo : 感覚の共有はできてると思います。
──それはものすごく大事なことですし、他の異物感が入ってもなれるまでに4年とか5年かかるでしょうね。
Bunkyo : この3人になってから7〜8年かかってますからね(笑)。
──だからこそこのアルバムは1つの到達点のような気がしました。ありがとうございました。
『For』のご購入はこちらから
【配信形態】
ALAC、FLAC、WAV(24bit/48kHz) / AAC
【配信価格】
単曲 410円(税込) / アルバム 2,600円(税込)
【配信ページ】
https://ototoy.jp/_/default/p/98106
【過去の特集ページ】
『my favorite skin』特集 : インタヴュー
https://ototoy.jp/feature/2013020200
"For" tour
2018年5月2日(水)@NAGOYA HUCKFINN
時間 : OPEN 18:30 / START 19:00
出演 : uri gagarn / 羊文学
2018年5月3日(木)@OSAKA FANDANGO
時間 : OPEN 18:30 / START 19:00
出演 : uri gagarn / LOSTAGE
2018年5月5日(土)@FUKUOKA UTERO
〈MUSIC UNFAIR〉
時間 : OPEN 18:00 / START 18:30
出演 : uri gagarn / FLUID / folk enough / THE SHITMS / GARORINZ / 未遂 / z/nz
2018年19日(土)@TOKYO UNIT
時間 : OPEN 17:15 / START 18:00
出演 : uri gagarn (oneman)
【詳しいライヴ情報はこちら】
http://urigagarn.blogspot.jp/
uri gagarn(ユーリガガーン)
都内を中心に活動する、威文橋 / Bunkyo(gtr / vo)、英 / Hide(ba)、川村 / Kawamura(dr)からなる3ピース・バンド。これまでに3枚のアルバムと1枚のシングル、LOSTAGEとのスプリット7inchを発表。その独特なサウンドから、日本語詩ながらも来日アーティストのサポートも多く、過去にSebadoh、Mineral、764-hero等と共演。2016年、1stシングル『Face』を発表。〈FUJI ROCK FESTIVAL '16〉に出演。オルタナティヴ・ロックをベースに、様々なジャンルからエッセンスを吸収し、uri gagarn独自の世界観を構築している。
【公式HPはこちら】
http://urigagarn.blogspot.jp/
【公式ツイッターはこちら】
https://twitter.com/urigagarn
パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyの取締役。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。
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毎月SONG BOOKが届く! Rie fu Monthly project『fu diary』第2弾発売&インタビュー
埼玉音楽の未来会議 vol.2開催!!『SAITAMA LOCAL MUSIC RECONSTRUCTION Vol.2』
SuiseiNoboAz新作『THE(OVERUSED)END OF THE WORLD and I MISS YOU MUH-FUH』から一曲を先行フリー・ダウンロード!
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SPENCER『Eine tausend Musik tour 2010』ツアー・ファイナルの音源を高音質で販売開始&インタビュー
プー・ルイとオトトイのアイドル・グループ構成員増殖計画 vol.11 - 待望のBiS初フル・アルバム『Brand-new idol Society』が配信開始! -
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藤枝憲(Spangle call Lilli line)×ミト(クラムボン)×美濃隆章(toe) キーパーソンが語るHQD鼎談
MONO オーケストラ・ライヴ音源『HOLY GROUND: NYC LIVE WITH THE WORDLESS MUSIC ORCHESTRA』を高音質で販売開始
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多くを捨てた先に残った、あるモノとは?──Meg Bonusセカンド・アルバム『TO THE YOU (ME) I MET BEFORE』インタビュー
【PIGMONZ〜未完成な怪獣たち〜vol.3】ユメカが決断した、アイドルとしての再出発──波乱の船出から始まる新たな物語
