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多数のフェスへの出演やアリーナツアー、さらにはそれぞれのソロ活動など、怒涛の日々を駆け抜けている“楽器を持たないパンクバンド”BiSH。14周目となるメンバー個別インタヴューの第1回は、セントチヒロ・チッチが登場。先日リリースされた最新アルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』は、彼女にとってどんなアルバムになったのか。そして、これからのBiSH について想いを語ってもらいました。
ニュー・アルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』ハイレゾ配信中! (歌詞ブックレット付き)
※ダウンロード特典:歌詞カードブックレット
この連載、BiSH~Rock’n Roll Swindle~も、なんと14周目なんです。「二番煎じは本物を超えられるのか?!」なんて副題も、もうとっくの昔に過去のものとなり、BiSHは、ずっと止まることなく爆進し続けています。それだけも凄いのに、ニュー・アルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』聴きましたか? これでもかってくらいのキラーソングが詰め込まれてて、もう拳をずっとあげてましたよ。この人たち、もうどこまでいくんでしょうね... もうここまできたら、地の果てまで追わせていただきますよ!!!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 井上沙織
写真 : 興梠真穂
──8月の活動自粛の期間はどう過ごしていましたか。
体調よりも心がしんどかったです。私のあの1ヶ月間は心と体を健康に戻すためにあって。少なからずみんな悲しかったと思うんですよ。それで不健康な心になっていったのがすごく嫌で。責任感も大事だし、そうなったことへの覚悟もあったんですけど、悪い方向に持っていかれたくなくて。だからいい方向に心が循環するように過ごしていました。ちゃんと自分と向かい合って考える時間にはなったのかなと思います。
──最新アルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』は”破壊”がテーマでしたが、チッチさんは破壊をどのように解釈していますか。
私は、破壊は怖くて悪いもののイメージだったんです。プラスのイメージはなかったんですけど、BiSHとしてどう表現するかを考えていくなかで、いま生きてる誰しも何かを破壊して生きてるんじゃないかって思って。過去の自分もそうだし、感情の中でだって何かを壊して自分の内側を開かないといけなかったり、世の中もいろんなことが起こってて、何かを壊さないと新しい社会にできなかったり。私たちも7年間、当たり前を壊したいってやってきているので、BiSHは破壊を続けるって意思表示ができたらいいなって。
──既に世界が破壊されかけている状況のなかで、『LETTERS』のようなストレートな表現ではなく、あえて破壊をテーマにしたのは何故なのでしょう。
破壊から生まれる優しさもあるし、愛もある。壊せないから気づくものがあるんだなって、このアルバムを通して気づけたというか。ライヴも、コロナがあるから無観客にするって、優しさや愛からの破壊だったと思うんです。誰かを守りたいし、自分を守りたいし、音楽を守りたいから、今までのやり方を破壊して新しく無観客ライヴを作って。そういう身近で起こってることでもあるから、破壊から生まれるものはいっぱいあるんだってことを知ってもらいたい。BiSHも最初のBiSを破壊したからこそ生まれたグループだし、いろんなことがそうやって生まれていっているから。だから何かを壊すことにポジティブになってほしいです。応援歌ではないけど背中を押せたらいいなと思うし寄り添える曲がたくさんあると思う。
──破壊がテーマではあるけれど、すごくポジティブなんですね。
かなりポジティブなアルバムだなと思います。いい曲ばっかりだし。でもすごく強い意思表示ではあると思うんですよね。「こうやって生きていくんだぞ」っていう。私たちはこうやって生きていくから、あなたが道に悩んだときに聴いてほしいなと思う。壊したときも壊されたときも悩んだときも、曲の中にたくさんの色があるから何かが寄り添ってくれると思うんですよね。それがきっといまじゃなくても、生きていく中で何回も起こってくることだから、ずっと寄り添ってくれるアルバムだなと私は思っています。
──アルバムの中で印象的な曲はありますか。
“BROKEN”ですかね。いまの世界の状況とか関係なく、私が生きてる中ですごく感じることなんですよね。だからイチ人間として理解できて、レコーディングのときにちょっと泣きそうになったのを覚えてて。特にサビで、言いたいことはすごくあるんだけど、いまこの関係が壊れるのが怖くて言えなくて言葉が宙を舞うような気持ちがあって。友達でも好きな人でも家族でもそうで。“BROKEN”って過去分詞形ですよね、それがすごく意味あるなと思って。「壊せない」って言ってるけど壊れたあとなんですよね。だから渡辺さんが壊してから気づいたものなのかもしれないし。「愛こそ全て」は本当にそうだし、この1年は愛について考えてきたから、そこからのサビの歌詞で渡辺さんと同じことをずっと考えてるのかもしれないと思いました。一生懸命やってきてすごく良くなってきたものを壊すってことをBiSHは何回も体験してきたので。4人を壊して5人にするのも、5人を壊して6人にするのも、すごく苦しかったんですよね。きっと渡辺さんも苦しいと思うんです。それでも壊してきた人だから。渡辺さんが感じてきたすごくナイーヴで繊細な心臓の隠れた部屋を見た感じ。
パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyの取締役。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。
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1990年生まれ。熊本出身の九州男児。2019年までイベント業界で働きながら、福岡親不孝通りにてJ-POP、アニソンのDJ活動を行う。その後上京し、OTOTOY編集部にてアイドル、アニメ関連を中心に担当。映画、深夜ラジオが好き。
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