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⇱ SYNCHRONICITY'14開催!! 麻生潤×飯田仁一郎の特別対談を掲載 - OTOTOY


2014/03/02 00:00

最高のワクワクと感動を――SYNCHRONICITY、今年も豪華メンツを迎えて開催!!

2005年の初開催以降、毎回その豪華なラインナップが話題を呼び、今では東京を代表する都市型音楽フェスとして知られる〈SYNCHRONICITY〉。通算11回目となる今回は、渋さ知らズオーケストラ、SOIL & "PIMP" SESSIONSといったお馴染みのメンツに加え、the telephones、OGRE YOU ASSHOLE、トクマルシューゴ、THE NOVEMBERS、Limited Express (has gone?)などが出演。OTOTOYでは、そんな〈SYNCHRONICITY'14〉の開催を記念して、主催者である麻生潤、そして〈BOROFESTA〉を主催する飯田仁一郎(Limited Express (has gone?))による対談を敢行。音楽フェスの魅力や未来に迫った。

最高のワクワクと感動を
〈SYNCHRONICITY'14〉
2014年3月16日(日) @渋谷 TSUTAYA O-EAST, duo MUSIC EXCHANGE
開場 / 開演 : 15:00
前売 / 当日 : 5,250円 / 未定
出演 :
[LIVE] 渋さ知らズオーケストラ / SOIL & "PIMP" SESSIONS / the telephones / OGRE YOU ASSHOLE / トクマルシューゴ / THE NOVEMBERS / DE DE MOUSE + Drumrolls / rega / cro-magnon / DEEP COVER / SOUR / JABBERLOOP / fox capture plan / Limited Express (has gone?)
[DJ] Ko Umehara(-kikyu-)
[VJ] 矢吹和彦(-kikyu-) / eetee
[LIVE PAINTING] Gravityfree
詳細 : http://www.synchronicity.tv/ (オフィシャル・サイト)

【TICKETS】
チケットぴあローソンチケットe+(イープラス)などで発売中。
■TSUTAYA O-EAST、disk union各店でも発売中。
■枚数限定、特典アリのメール・チケットはオフィシャル・サイトから。
SYNCHRONICITY×KEENのコラボレーション・シューズを2名様にプレゼント!!
KEEN―YOGUI ARTS SYNCHRONICITY
日本のアーティストとタッグを組み、魅力的なシューズやバッグを発信し続けてきたKEENが、アートの活性化、新たなエネルギーの創造をテーマにSYNCHRONICITYとコラボレーション。貴重な限定シューズを、抽選で2名様にプレゼントします。

【応募方法】
メールの件名に「SYNCHRONICITYプレゼント希望」と記載し、本文に住所、氏名、電話番号、シューズのサイズを明記のうえ、info(at)ototoy.jpまでご連絡ください。

※応募〆切は、3月15日(土)の24時となっております。
※当選のお知らせは、商品の発送をもって代えさせていただきます。
※カラーの指定はできませんので、ご注意ください。

■KEEN
http://www.keenfootwear.com/jp/ja/

対談 : 麻生潤×飯田仁一郎

飯田仁一郎(左)と麻生潤(右)

麻生潤 (SYNCHRONICITY主催、株式会社アーストーン代表、-kikyu-代表)
飯田仁一郎 (BOROFESTA主催、Limited Express (has gone?))

大事なのはジャンルじゃなくて感動だと思う

飯田仁一郎 (以下、飯田) : シンクロニシティは今回で11回目の開催です。馴染みのある面々に加えて、今回はギター・ロックのメジャーなバンドも呼んでいますよね?

麻生潤 (以下、麻生) : イヴェント全体を俯瞰してみて、自分たちのやりたいことと、お客さんの求めていることとのバランスを考えたときに、今回の形になりました。シンクロニシティのテーマは、「圧倒的な感動を生み出す」っていうことなんです。この「圧倒的な感動」っていうのは、お客さんとアーティストとスタッフが一体となったときに、初めて実現されるものだと思っていて。基本的に俺はずっと会場を行き来していて、ライヴの瞬間をあまり見届けられない分、お客さんの反応を見てどれだけ楽しんでいるかを感じていますね。

飯田 : 圧倒的な感動ですか。

麻生 : 何かを続けていくときって、その先に感動があるから続けられると思うんです。それがなければ続けていけないし、続ける意味もない。もうひとつ「ワクワク感」というのも大事な要素だと思っていて、それぞれ個人的な人生のテーマでもあるんです。それに尽きると思ってるから、会社のキャッチコピーにして名刺にも入れてる(笑)。ワクワクするときって新しさがありますよね。だから、「新しさ」も活動していく上でキーワードになっています。とはいえ、瞬間的な話題性や斬新さだけでは続けていけないので、「ワクワク感」と「感動」の二つをセットで考えています。

飯田 : その「ワクワク感」や「感動」は、シンクロニシティのどんなところに現れていると思います?

麻生 : 去年のシンクロニシティの話をすれば、これまで渋さ知らズオーケストラとROVOにはそれぞれトリを飾ってもらっていたんだけど、去年は一緒のステージで演奏してもらったんです。しばらく一緒にやっていないよなと思って相談して、予算の問題とか乗り越えなきゃいけないことはあったんだけど、両方とも今までも出てもらっている、コミュニケーションがとれているバンドだから、乗り越えたらすんなり進んで。やっぱり両バンドが並んだら迫力があって、お客さんも反応するし、それにアーティストも応えて、いい相乗効果が生まれていましたね。一緒にやることが決まった時点で僕らもお客さんもワクワクしていたけど、実際にそれが叶って、会場がどんどん盛り上がっていく様子を目の当たりにしたときは感無量でした。

麻生潤

飯田 : 集客的にも大成功を収めた昨年を経て、今年はどんなイヴェントになるのでしょうか?

麻生 : 去年はパーフェクトな状態が訪れたひとつの完成形だったんです。完成したんだったら、安定を求めて同じことをやるって考えるのもありかもしれないけど、僕らはそれを壊して一歩進んで新しいものを取り入れていくことが大切だなと思ってる。そこで、シンクロニシティらしさは残しつつ、異質さを取り入れていこうって思ったのが今回です。お客さんにとってわかりやすい異質さっていうのはやっぱりラインナップだと思うんですよね。じゃあ、今までのシンクロニシティの布陣でしょ、って人たちはもちろん、the telephonesとかTHE NOVEMBERSがいたらいっそう面白いんじゃないかなって。僕はそれぞれ大好きなバンドなので、ぜひ出演してもらいたいと思ってそれが叶いました。

飯田 : 異質感。ボロフェスタでは異質さを取り入れることはもう自然になっているけど、シンクロニシティが今それをやるのは、けっこう挑戦なんじゃないかと思いました。

麻生 : 個人的には、毎回どこかしらにその要素はあるので、特に挑戦とは思っていないんですけどね。意外なラインナップだといろいろ思う人もいるだろうなとは感じているけど、それはライヴを観てもらったらすべて分かると思います。例えば意外だと思われているthe telephonesは、お客さんを巻き込んでいく力とか、ライヴのクオリティとか、ものすごいものがある。それは逆も然りで、the telephonesのお客さんにも、知らない素晴らしいアーティストをぜひ体感してほしい。異質感を取り入れていくといっても、ライヴがよくないバンドなら、シンクロニシティに出演してもらうことはないです。単にイメージとかジャンルで判断しているなら、聴く機会を逃していてもったいないし、アーティスト同士も一緒にやる機会を損失していると思う。初めて観るバンドが素晴らしいって、それは本当に素敵なことじゃないですか。

過去のシンクロニシティの様子

飯田 : シンクロニシティが始まった2005年頃と比べて、今では一年中、全国でフェスが行なわれるようになりました。他の音楽フェスに関してはどう感じていますか?

麻生 : 〈Sense of Wonder〉(註1)とか〈KAIKOO〉(註2)とか、シンクロニシティと近い考えを持ったフェスがなくなっていくのは寂しいですね。ちょっと変わったところかもしれませんが、〈豪雪JAM〉(註3)は面白いなと思います。何組かアーティストを紹介した縁もあって行かせてもらってるんだけど、雪まつり会場を使っていて、ステージが雪なんです。本当に名前の通り「こんなところでフェスやるんだ!」ってところで(笑)。街ぐるみになって地域性を活かしたフェスって素敵だなって思います。

註1
Sense of Wonder
2007年から2011年まで開催された野外フェス。茨城県笠間市にある笠間芸術の森公園を舞台に、音楽、アート、インスタレーション、パフォーマンスといったさまざまな表現を取り入れたブッキングで知られた。

註2
KAIKOO POPWAVE FESTIVAL
レーベル「POPGROUP RECORDINGS」とDJ BAKUが主催した都市型フェス。東京や大阪を舞台に、ジャンルを超えた多数のアーティストの共演で話題を呼んだが、2012年を最後に開催されていない。

註3
豪雪JAM
2008年より、新潟県十日町市城ケ丘ピュアランドを舞台に開催されている野外フェス。雪で作られたステージでの演奏が話題に。

飯田 : 大型フェスに関してはどう思いますか?

麻生 : 個人的には18くらいのときに初めて行った初開催のフジロックから始まるんだけど、洋楽はもちろん、日本の音楽が聴かれる機会が増えるのはすごくいいと思うし、どんどん規模を大きくしながら、現在進行形で積み上げられていて、もはや歴史になってきてる。フェス自体の快適さ、お客さんへのケアも行き届いているものが多いですよね。ただ、そこから派生して同じようなメンツのフェスが増えていくのはつまらないなとは思う。供給過多な状態になっては飽きてしまうよね。それに、フェスって、大事なのはジャンルじゃなくて感動だと思うんです。感動がスッと入ってくるか、それをどうやって作り出すかに尽きると思う。大きくなれば大きくなるほどメッセージとかコンセプトって届きづらくなると思うんだけど、そういう感動を自然に作り出している大型フェスももちろんあるし、そういうのは素晴らしいなって思います。飯田くんはどう?

イヴェントを年に一回の楽しみで終わらせない

飯田 : ボロフェスタのキーワードとしては、ひとつはアイドルだと思います。僕らが最初に呼んだ頃は珍しがられたけど、この3年でアイドルがフェスに出ることって普通になったんですよね。そこに異質さはなくなった。だから今年どうするかを非常に悩んでます。あとは、インディー・シーンの移り変わりもありますよね。やはり、昨年のceroや片想いのブレイクとか、〈下北沢インディーファンクラブ〉の大成功とか、ミツメの台頭なんかが、大きくインディー・シーンを塗り替えてしまったので、バランスを取るのが難しいなと思っています。

麻生 : へえ、面白いね。うちはそういう話をするメンバーがいないからなあ(笑)。みんな肌では感じているんだろうけど、飯田くんほどそういう考えを持ってイヴェントをやる人はなかなかいないと思う。

飯田 : いいと思うアーティストがいても、話題になる前だとお客さんが入らないですしね。もちろん、大前提としてアーティストはみんな素晴らしい。それと時代を読む視点っていうのは別というか。

麻生 : ボロフェスタってめちゃくちゃ面白いと思うし、ラインナップもすごくいいと思うんだけど、東京では知らない人もいるから、バス・ツアーとかがあったらいいのに。

飯田 : ボロフェスタは、京都の雰囲気がすごく反映されているんですよね。例えば受付ひとつとっても、スタッフの子が段ボールに手書きで「受付」って書くんですよ。パウチしたり、プリントアウトしたりしない(笑)。そのちゃんとしない手作り感は、決して狙っているわけじゃなくて、自然と選択肢に上がるんです。そのラフさがとても京都っぽい。あとは、東京っていつでもライヴを観られる環境があるけど、京都はそこまで頻繁にアーティストが訪れる場所じゃないから、お客さんが求めているものが東京とは少し違うと思っていて。だから僕は東京でイヴェントをするときのほうが、集客的な面で掴みきれない部分がありますね。

飯田仁一郎

麻生 : そうなんだ。なるほどね。

飯田 : さっきの〈豪雪JAM〉の話もそうですけど、今は温泉や地元の行政と連動して開催されるフェスも増えてきているので、音楽以外の何か、それはロケーションかもしれないし、アイディアかもしれないですけど、プラスの要素が求められているのを感じますね。シンクロニシティはどう考えていますか?

麻生 : シンクロニシティを都会から離れた自然の中で、例えば長野とか山梨でやるのもいいんだけど、俺としては何かが違うんです。できる限り日常と連続性のあるものにしたいので。

飯田 : なるほど。シンクロニシティは今後どうなっていくのでしょう?

麻生 : 音楽フェスではあるけど、感動とかワクワク感の要素はいろんなところに散りばめていきたいと思っています。現状で言えば、ライヴ・ペインティングもそうだし、映像も絵も、もっと取り入れていきたい。「ごちゃごちゃしてるけどすごく面白い!」っていうのができたらいいな。

飯田 : 具体的に考えていることはありますか?

麻生 : 個人的には科学と絡めたいですね。学びの機会がたくさんあって、知を深められる場所にしたいというか。俺はイヴェントが一過性のものであるっていうのがもったいないと思っていて。年に一回の楽しみで終わらせるんじゃなくて、日常に落とし込めるものがいいなと思ってるんだよね。例えば宇宙について、「トークであんなこと言ってたけど、宇宙って面白いな」って家に帰ってきて調べながら知を深められるとか。そこからまた興味が広がっていくだろうし、そこには音楽も結びついている。

飯田 : なるほど。それは新しさもあるし、シンクロニシティのコンセプトを体現していますね。

麻生 : 暗いニュースってたくさんあるじゃん。だからこそ未来に希望を見出せることをしたいというか。今のシンクロニシティもそういうことを考えるんだけど、コンセプトや思いを掲げても、やっぱりわかりやすいところではラインナップになってきちゃうんですよね。だから、将来的にはライヴハウスじゃない場所で、音楽を中心にしつつ、知的好奇心を刺激するようなものをやりたいと思っています。

最高のワクワクと感動を

飯田 : その序章とも言えるようなイヴェントを、じつは今2人で企画しているんですよね。

麻生 : そうそう、今年の秋口にやろうと思って動いているんですよね。

飯田 : 僕がボロフェスタで培ってきたものと、麻生くんがシンクロニシティで培ってきたものを合わせたらどんな形になるのか。

麻生 : どうなるだろうね(笑)。でも僕らはすでにワクワクしているので、楽しみにしていてほしいですね。でもまずは、3月16日のシンクロニシティで待っています。

出演アーティストの音源を聴いて、予習しておこう

渋さ知らズオーケストラ

OGRE YOU ASSHOLE

トクマルシューゴ

THE NOVEMBERS

rega

cro-magnon

SOUR

JABBERLOOP

Limited Express (has gone?)

SYNCHRONICITYとは?

〈SYNCHRONICITY〉は、「未来へつなぐ出会いと感動 -CREATION FOR THE FUTURE-」をテーマに、グリーン電力(自然エネルギーから発電された電力)で開催する都市型アート・フェスティヴァル。音楽、ライヴ・ペインティング、映像、ダンス・パフォーマンス、デザインなど、ジャンルを超えたさまざまなアートが交わる空間を通して、未来へ続く前向きなエネルギーを生み出すことを目的に行なわれている。2005年の初開催以降、毎回その豪華なラインナップが話題を呼び、東京の音楽ファンたちが最も注目するイヴェントのひとつとなって久しい。

>>SYNCHRONICITY OFFICIAL HP

■過去の特集はこちら
SYNCHRONICITY'11
SYNCHRONICITY'12
SYNCHRONICITY'12 AUTUM
SYNCHRONICITY'13

BOROFESTAとは?

2002年より続く、京都のミュージック・フェスティヴァル。知名度の有無やジャンルに関係なく、主催者が「観たい! 呼びたい!」と思うアーティストのみをブッキング。100人以上のヴォランティア・スタッフと主催者が一緒になって、会場設営から一切のイヴェント運営までを行う、典型的なインディー・フェス。2014年も開催が決定。

>>BOROFESTA OFFICIAL HP

この記事の筆者
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J J

パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyの取締役。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。

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