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2023年をもって解散することを発表した“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバー個別のインタヴュー連載。今回は、アートの方面にも才能を見せてているリンリンに、解散への気持ちや12ヶ月連続リリース中の楽曲について、そしてWACKの後輩に対して思っていることをじっくり語ってもらいました。最後の最後まで、彼女たちの想いを感じてください。
12ヶ月連続リリース第3弾
“FiNAL SHiTS”以降、リンリンの歌の存在感が大きく変わったように感じている。こんなにリアルでエモーショナルに歌える人だったっけ? GINZAの表紙など、トピックも増えてきて、ここにきてリンリンの秘めていた実力が開花し始めたように思う。ここから解散まで、そしてそれ以降も、まだまだ開花し続けるリンリン、大注目っす!
インタヴュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
写真 : 大橋祐希
──最近は、リンリンさん個人での活動も活発ですね。雑誌(GINZA)に載っていた自宅もすごくかっこよかったですよ。
リンリン : ありがとうございます。GINZAの表紙は人生でいちばんの出来事でした。
──家はずっとああいう感じなの?
リンリン : 引っ越してから、家に置きたいものがたくさん出てきて。ちょうど描きたい欲があったので、安いタンスを買ってペイントしました。とにかくなにかを作って描きたい時期だったので、とっておきの部屋を作りました。メンバーも全員1回は来たことがあって、ハシヤスメが帰り際に「美術館に来たかのようだったよ」とか、モモコさんは「喫茶店のように使いたい」って言ってくれました。
──ABEMAのプロレスの番組「ゆにばーす・ばいぶる」にも出られていますよね?
リンリン : そうですね。プロレスは奥が深すぎるんですけど、見るのが好きなんです。でもまだ「この人が推しだ! 」っていうのは見つかってないです。これから見つかったら得意技とかもわかって楽しめるようになるのかなと思います。いまは試合を見て、物語を感じていこうと思ってます。プロレスラーの方って、本物のヒーローって感じがするんです。わたしのなかでは芸人さんが一番尊敬するお仕事なんですけど、そこに匹敵するぐらい。
──どういう部分がプロレスのおもしろいところだと思いますか?
リンリン : プロレスラーの方って叩かれたらもちろん痛いけど、痛みを堪えてやっているんですよね。お互いに信頼を持ちながら攻撃しあって。プロレスは攻撃も避けちゃいけないっていうのがあるみたいで、それを避けずに受けていくっていうこともカッコいいし。選手の歴史とかも知っていけばどんどん物語が見えてくると思います。
──BiSHは昨年2021年12月に、2023年をもって解散することを発表しました。2019年の段階で渡辺さんから解散についての話があったそうですが、それを聞いたときはどう思いました?
リンリン : 正直、その話をされても動揺しないくらい予感がしていたというか。わたしの場合は、ずっとBiSHがあるとは思ってなくて。あと何年かで終わるのかなと思っていたので。
──そこから発表するまではどうだったんですか?
リンリン : ずっと嘘をついているような気持ちがして、苦しかったです。お客さんに伝わっちゃいけないけど、涙もろくなってしまうことが増えて。コロナ禍というタイミングもすごく残念だったなと思います。
──隠してる時の方が辛かったんだ。
リンリン : ライヴで「また会いましょう」って言っていたんですけど、「次会わなきゃもう会えないかもしれない」って言いたいけど言えなくて。そのなかで期待させてしまうような「また会いましょう」を言うのが辛かったです。
──そんななかで12月24日に発表しましたけど、思い返すとどんな気持ちでしたか。
リンリン : 発表した後は気分的にはスッキリして、「やっと言えた!」という気持ちでした。でも発表の瞬間は、息をしなきゃって意識しないと呼吸が乱れそうなくらい苦しくて。こんなに胸が痛くなることがあるんだなって、はじめての感覚を味わいました。
──それはどういう気持ちなんでしょう
リンリン : 自分が人に恐怖を与える存在になってしまった感覚。申し訳ないと言う気持ちもある。そう言う痛さです。
パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyの取締役。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。
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1990年生まれ。熊本出身の九州男児。2019年までイベント業界で働きながら、福岡親不孝通りにてJ-POP、アニソンのDJ活動を行う。その後上京し、OTOTOY編集部にてアイドル、アニメ関連を中心に担当。映画、深夜ラジオが好き。
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