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デビュー10周年! LOST IN TIMEが初のベスト・アルバムをリリース。これまでに発表したシングル7枚/アルバム6枚の中から、過去を振り返った「きのう編」と、未来へ向けた「あした編」の2枚に分け、名曲の数々、新曲やレア・トラックを収録。緊張感と躍動感に満ちたギター・サウンドと、ストレートに深いところに刺さるうた。度重なるメンバー・チェンジを経てもなお真摯に音楽に向き合い続ける彼らの10年の軌跡に、今一度耳を傾けてみましょう!
左) 『BEST「きのう編」』
1. 再会 / 2. 花 / 3. 翼 / 4. 通り雨 / 5. 約束 / 6. 教会通り / 7. 列車 / 8. 昨日の事 / 9. 北風と太陽 / 10. 秘密 / 11. 然様ならば / 12. 足跡 / 13. ひとりごと / 14. ニジノシズク / 15. 進む時間、止まってた自分 / 16. グレープフルーツ
右) 『BEST「あした編」』
1. あしたのおと / 2. 線路の上 / 3. 手紙 / 4. ヒカリ / 5. ココロノウタ / 6. あなたは生きている / 7. 声 / 8. はじまり / 9. 旅立ち前夜 / 10. 最後の一球 / 11. 26 / 12. 合い言葉 / 13. 希望 / 14. ハローイエロー / 15. 陽だまり / 16. バードコール / 17. ぼくらの声の 帰る場所
LOST IN TIMEが、1st album『冬空と君の手』のリリースから10年を記念したベスト・アルバムをリリースする。BUMP OF CHICKEN等の新しいギター・ロック・バンドが、下北沢のハイライン・レコードからどんどん輩出され大盛り上がり。eastern youthやbloodthirsty butchersが、極東最前線等のイベントと連動し大盛り上がり。そんな90年代後期の影響をもろに受け、丁度その間のサウンドを見事に描いたスリーピース・バンドというのが、最初に彼らを知った時の印象だった。
彼らはその後UKプロジェクトを根城に、一気にSHIBUYA-AXでのライヴを即日完売させるようになる。そして東京厚生年金会館大ホールのワンマンを行い、2004〜2005年にかけて絶頂期を迎える。けれども、2006年6月の榎本聖貴の脱退をきっかけに試行錯誤が始まる。2006年からは5人編成での活動をスタートさせるが、メンバーが安定しない時期が続く。そして2008年に現サポート・メンバーの三井律郎を迎え、新しいスリー・ピース・バンドとして再スタートを切り、5th album『明日が聞こえる』、そして名盤『ロスト アンド ファウンド』をリリースする。規模は小さくなったけれど、恵比寿リキッドルームのワンマンも成功させた。
本作は、そんな彼らの10年が「きのう編」と「あした編」に分かれて、時系列で追えるようになっている。聞きながら思うことは、LOST IN TIMEは何よりも海北大輔の歌詞だ。彼らのことを知った時は、同時代性を感じつつも、あまりの生々しい歌詞に敬遠してしまった。それが今はどうだ。現在33才の自分にそれがこうも響くとは思わなかった。「きのう編」と「あした編」、「ネガティヴ編」と「ポジティヴ編」と言い換えることも出来る。そんな誰もが経験する2つの心の動きを海北は包み隠さず描く。ただ思いつくままに、格好もつけずに。その言葉は決して全てを代弁してはくれないけれど、そっと寄り添える場所を提供してくれる。
また本作は、彼らにとっての10年を祝う記念盤のようには聞こえてこない。もっと野心的で、もっと情熱的だ。1曲目の新曲「再会」では、過去を心の奥底に、そして胸の中にしまってしまう。けれど、最後の曲「ぼくらの声の 帰る場所」では、「歩き出して欲しい その一歩に宿る命の 灯火を 今こそ 燃やす時だ」と歌う。これは何よりも彼らのことだろう。彼らは、スリーピースに戻った時に、新しい一歩を踏み出した。支え続ける大岡源一郎とスペシャル・サポーター三井律郎と共に、溢れんばかりの音楽への情熱を楽曲に注ぎ、挑む場所は自分達の絶頂期のその向こうだ。つまりは、リキッドルームでも東京厚生年金会館大ホールでもなく、もっと大きい会場だ。
LOST IN TIMEは、まだまだ10周年。多くを経験したけれど、前回のインタビューで海北が発した言葉は「俺はまだ音楽で飯食っています! 」。そのぶれない意志と生々しい歌詞は、必ずもう一度多くのリスナーを惹き付け、2回目の絶頂期を掴みとるだろう。(text by 飯田仁一郎(Limited Express (has gone?))
「インタビューも、インタビューの現場が一番面白い!」そんな言葉に端を発し、飯田仁一郎(Limited Express (has gone?))が、ゲストを呼んでの公開インタビューを音楽専門学校ミューズ音楽院で開催します。今回のゲストは、1stアルバム『冬空と君の手』のリリースから10年を迎えたLOST IN TIMEの海北大輔(ボーカル/ベース)。テーマは、「今まだ俺たち音楽で食っています!」。3月7日にはベスト・アルバムを発売し、新たな10年に突入する彼らに、音楽を作る喜びと苦労、そして音楽を作りながら生活するその術を聞きだします。
2012年4月17日(火)@音楽専門学校ミューズ音楽院
司会 : 飯田仁一郎(Limited Express (has gone?))
ゲスト : 海北大輔(LOST IN TIME)
OPEN 19:00 / START 19:30
観覧無料
『ロスト アンド ファウンド』(2010年11月発売)
3ピース・バンドならではの緊張感とストレートに鳴り響くギター・サウンドに加え、 シンプルながらも味わい深いバンド・サウンドへと成長し続ける彼らの6枚目のアルバム。生きることの大切さや痛みを、時に激しく、時に切々と歌う海北大輔の伸びやかな歌声、それを支える大岡源一郎のタイトなドラム、サポート・ギター三井律郎によるバンド・サウンドは、冷めた心に光を灯してくれるかのように響くことでしょう。もどかしい毎日を過ごす全てのひとりぼっちに贈る歌「ひとりごと」、友人の結婚式のために書かれた「陽だまり」など、LOST IN TIMEならではの魅力が詰まった全11曲。
『明日が聞こえる』(2009年3月発売)
「希望」を含む全11曲を収録。キーボードとして棚谷祐一(ex.カーネーション)も参加し、更には海北がピアノも弾くなど、持ち味のシンプルなバンド・サウンドを活かしつつも広がりと深みを加え、これまでにない躍動感のあるサウンドを展開している。
『希望』(2008年11月発売)
サポート・ギタリストに三井律郎を迎え、新編成で初のレコーディングが行われたシングル。「希望」「青春の欠片」「物語の終わりに」の全3曲を収録。
海北大輔 (Vocal、Bass、Piano)、大岡源一郎 (Drums) & 三井律郎 (Support Guitar)from THE YOUTH
2001年
1月 同じ音楽専門学校で出会った海北 大輔(vocal、bass)、大岡 源一郎(drums)と 現在THE LOCAL ARTで活動中の横内 武将がギターで参加し結成。バンド名は尊敬するbloodthirsty butchersの曲名から付けられた。
2002年
6月1st Albumとなる「冬空と君の手」をリリースする。横内がTHE LOCAL ARTの活動に専念するため脱退。その後、榎本 聖貴がギターとして参加。10月には奥田民生、椎名林檎、松任谷由実などが参加したスピッツ・カヴァー・アルバム 「一期一会〜Sweets for my SPITZ」にも参加。(参加楽曲は「田舎の生活」)
2003年
1月 1st Single「群青」をリリース。収録楽曲「列車」がviewsic(現MUSIC ON TV)のVRに決定。
8月 初の夏イベントに参加(ロックロックこんにちはin 仙台、KOIWAI ROCKFESTIVAL等)
9月 2nd Single「ココロノウタ」をリリース。この曲がSPACE SHOWER TVのPOWERPUSHに決定。
12月 「COUNTDOWN JAPAN 03/04」に出演。
2004年
2月 初の単独公演を日本青年館で行う(完売)。
6月 2年振りとなる2nd Album「きのうのこと」をリリース。
8月 RISING SUN ROCK FESTIVAL、ROCK IN JAPAN FESTIVAL等、夏イベントに多数参加。
11月 SHIBUYA-AXでのツアーファイナルは即日完売となる。
12月 「COUNTDOWN JAPAN 04/05」に出演。
2005年
11月 3rd Album「時計」を発売し、仙台、名古屋、大阪、そして東京厚生年金会館大ホールにてワンマン・ライヴを敢行。
12月 「COUNTDOWN JAPAN 05/06」に出演。
2006年
7月 方向性の違いを理由に榎本(g)が脱退。その後、弥吉淳二(g)、VOLA & THE ORIENTAL MACHINEの有江嘉典(b)、カフェロンの渡辺シュンスケ(key)の3人をサポートに迎え、五人編成での活動をスタートさせる。
2007年
3月 5人編成での4th Album「さぁ、旅を始めよう」を発売。
5月 リリース・ツアーのファイナルを日比谷野外大音楽堂で行う。
2008年
サポートギターにTHE YOUTHの三井律郎を迎え、スリーピースでの活動を再開。 11月 シングル「希望」を発売。
2009年
3月、2年振りとなる5th Album「明日が聞こえる」を発売。
ずっとファンだったというtacicaに誘われてtacicaのツアーに参加。
2010年
9月 Album「ロスト アンド ファウンド」制作中に『いち早く、新曲をみんなに届けたい』という思いが生まれ、海北弾き語りの旅「ひとりはみんなのために弾き語る」を敢行
11月 6th Album「ロスト アンド ファウンド」をリリース
12月 レコ発ワンマンツアーを開催
パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyの取締役。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。
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