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渋谷CLUB QUATTROのツアーファイナルで、彼女が“飛べない蛇“で魅せた長い叫びはあまりにも素晴らしく、叫び中に拍手が始まり、曲は終わってないのに、そのまま拍手が鳴り止まないと言う光景を見ることができた。本人も技術はまだまだって言うけど、それでも感情剥き出しの彼女のボーカルは、否が応でも刺さる今のPIGGSの大きな武器だ。
インタビュー : 飯田仁一郎
文 : 西田健
撮影 : 大橋祐希
──最近ライヴを見ていると、KINCHANさんの歌がすごく上手くなったなと思っています。
KINCHAN : 嬉しいです。でも、結構気持ちでぶつかっている部分が大きいです。映像を見返しても、ガッツリ音を外していましたし。いますごくいろんな音楽を聴こうと思っていて、よくひとりでライヴハウスに行ったり、BAD HOPのツアー初日を見に行ったりしたんです。
──いろんな音楽に触れていくなかで、KINCHANさんには表現者として目標とする人は見つかりましたか?
KINCHAN : やっぱりそこはスギムさん(クリトリック・リス)です。スギムさんにしか歌えない曲がすごくかっこよくて、本当に心を掴まれたんです。私も自分にしか歌えない歌を歌いたいし、説得力が出せるようになりたいですね。
──ダンスや歌を具体的に参考にしているアーティストはいますか?
KINCHAN : ダンスで言えば元BiSHのアユニ・Dさんですね。BiSHのダンス動画を見て、体の動かし方を勝手に勉強させてもらっていました。
──5月27日に渋谷WWW Xで開催された〈STAND 4 PIGGS TOUR〉ファイナル公演を最後に、CHIYO-PさんがPIGGSを脱退しました。KINCHANさんは脱退をどう受け止めましたか?
KINCHAN : CHIYO-Pが悩んでいるのは、ずっと見ていたんです。脱退を聞いたときは「なんでだよ」と思っていました。でも話していく中でだいぶ落ち着きましたね。
──KINCHANさんのなかに、脱退に関して葛藤する気持ちもあったんですか?
KINCHAN : ファイナルの前日に焼肉に行ったんですけど、そのときにプーちゃんがCHIYO-Pに「まだ続けるって言ったら、みんなでいろんな人に(脱退撤回のために)頭下げにいくからね」と言ったんです。そのときにCHIYO-Pが「辞めるのは、自分で決めたことだから」って返したんです。CHIYO-Pの意志を尊重してあげるのが1番いいとは思いつつ、「やっぱ続けるって言ってよ」ってその時は思っていました。
──CHIYO-Pさんのラストステージでもある5月27日の渋谷WWWX公演はどうでしたか?
KINCHAN : ラストなので、細かいことを気にせずやりきろうと思いました。今自分たちが出せるものを出して、有終の美を飾ろうと思いましたね。
──気持ちは吹っ切れましたか?
KINCHAN : みんなで何回も話し合って決めたことなので、スッキリしています。CHIYO-Pは7月27日の渋谷CLUB QUATTROでのライヴにも来てくれたんですけど、純粋にいまのPIGGSを見てくれたことが嬉しかったです。
──CHIYO-Pさんの脱退発表後、〈STAND 4 PIGGS TOUR〉は、KINCHANさん、SHELLME さん、BAN-BANさんの3人体制で回っていました。この時期を振り返ってみると、どういう期間でしたか?
KINCHAN : いままでは細かいことまで全部プーちゃんがやっていたので、練習するスタジオを予約することさえやったことなかったんです。リハーサルをするのもセトリを決めるのも3人でやるのが新鮮でした。目に見える部分も、見えない部分もやらないといけなかったので、正直できていない部分も多かったですね。
──どういう部分ができていなかったんですか?
KINCHAN : 話し合いが1番できていませんでした。いままでもうまく話し合いができていなくて、いつもプーちゃんが話題をふって話をまとめてくれていたんです。でも3人でツアーを回る中で、「いまは踏ん張らないといけない時期だから、もっといい状態じゃないといけないよね」と話し合いました。そうやって気持ちを共有したら、それ以降のライヴはよくなった気がします。「もっとやってやろうぜ」みたいな気持ちになりました。
──3人でのライヴを見ていると「こんなに歌えるんだ」と思いました。歌は苦労しましたか?
KINCHAN : 大変でしたね。歌割も変わったので、ダンスより歌の時間の方が最初はてんやわんやしていました。でもボイトレしたら色々発見がありましたね。新しい部分を歌わせてもらった分、頑張らなきゃと思いました。
──どの曲が1番難しかったですか?
KINCHAN : “NAKED BORN NAKED DIE”のサビが難しいですね。言葉数も多いし長いので、いつも勢いだけで歌っていたんですけど、ボイトレの先生に「小さい弾で短く撃つように歌うんだよ」と教えてもらいました。
パンク・バンドLimited Express (has gone?)のギター・ボーカル。BOROFESTAの主催者。ototoyの取締役。JUNK Lab Recordsのレーベル・オーナー。ライターやイベント・オーガナイズも多数。
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1990年生まれ。熊本出身の九州男児。2019年までイベント業界で働きながら、福岡親不孝通りにてJ-POP、アニソンのDJ活動を行う。その後上京し、OTOTOY編集部にてアイドル、アニメ関連を中心に担当。映画、深夜ラジオが好き。
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